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銀の鈴社は、〈花や動物、子供たちがすくすく育つこと〉を願って活動しています

銀の鈴ギャラリー東日本大震災被災者支援展

4月9日から5月3日までの展示です。(水曜定休)
一年ほど前から準備をし、ようやく刊行した絵本“>『ヤギのいる学校  つながるいのちの輪』
著者の今井明夫先生は、早速、被災者支援活動を始められました。
この絵本の売上の三分の一、1冊につき500円を被災者支援の募金に充てるという活動です。
共鳴した阿見みどりと銀の鈴社も、被災した子ども達へ、今井先生を通して絵本の寄贈することに。
そんな時に、ご近所の酒井太郎医師が、南三陸町へ行かれたことを知りました。
酒井先生の奮闘ぶりが、NHKスペシャル(3/27)や読売新聞紙上(3/26)で報道されたのです。
たまたま酒井先生の診療を受けていた私は、先生から直接お話を伺いました。
避難所には避難していない、できない家庭にいる人々の孤立状況の酷さ、避難所の過酷な現実とともに、たまたま持参した、湘南の伝統工芸、片瀬こまが、避難所の子ども達にとても喜ばれたというお話と、酒井太郎医師の、「帰ってきた僕にできることは、とにかく伝えることだと思う」という言葉に胸をうたれました。
そして、「被災地の新1年生に手作りバッグを!」という支援活動など。
いくつもの心の輪が、いつのまにかつながっていたのです。
『ヤギのいる学校』は、中越地震で、避難所になった小学校で飼われていたヤギが主人公の絵本です。
その刊行がこの大震災と重なったことは、本書に託された使命とも感じています。
当初、本書刊行にあわせて、原画と写真をと予定していた展示は、こうして急遽、被災者支援展となったのです。
会期中は、ギャラリーの売上からご購入金額に応じた金額を、募金箱へ寄付させていただきます。
今回の募金は、酒井太郎医師が診療に駆けつけられた南三陸町へ寄付させていただきます。
今井明夫先生は、近々、子ヤギを連れての被災者訪問をはじめられます。
手作りバッグも、すでに100個以上が集まりました。
近くは藤沢や千葉、遠くは八ヶ岳や京都からも、続々と届いています。
ヤギ飼育で、いのちの重みと温かさを実感した子ども達の笑顔や、片瀬こまで夢中になって遊ぶ避難所の子ども達の笑顔。
見頃を迎えたかまくらの桜を愛でながら、子ども達の笑顔に会いに、ぜひいらしてくださいね。
西野真由美

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