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銀の鈴社は、〈花や動物、子供たちがすくすく育つこと〉を願って活動しています

電子ブックストアー開店にあたって◯西野真由美

銀の鈴社創立記念日の11月22日に、電子ブックストアーを開店しました。
銀の鈴社の電子書籍が、自社のホームページでご購入いただけるようになったのです。
これは、電子書籍の契約締結に快く応じてくださった著者の方々と、電子書籍専門のコンテン堂を運営するアイプレスジャパン様のおかげです。
電子書籍、電子ブックを毛嫌いする方はまだたくさんいらっしゃると思います。
私も、やはり本は紙で読みたいし、本は本としての佇まいも大切だと思っております。
けれども、電子書籍の利便性は否定できません。
小さな薄い、そして軽くなった端末機が、その利便性を日々さらに向上させています。
何冊も持ち歩かなくとも、シニアグラス(老眼鏡)を取り出さなくても、そしてちょっとしたすき間時間にも、気軽に本を読めるようになるのです。
これは、ポエムにとって大きなチャンス!
何時でも何処でも気ままに手繰り、たくさんのポエムに出会えるのです。
忙しくても、短時間で無限の世界へ心を解き放つことができるポエムとの出会い。
殺伐とした今を生きる私たちの心の安定剤として。
人が人間らしく生きるために大切な想像力を育むために。
かつてOECDの文化度をはかる調査で、自宅の本棚に詩集があるか?という項目がありました。
テレビやパソコンの保有率ではダントツの日本が、ガクンと低かった項目です。
歌が思い出に寄り添うように、ポエムには、心の杖となる力があります。
人生の折々に、その杖が支えてくれるのです。
そんなポエムとの出会いを、一人でも多くの方に経験していただきたい。
熟田津にふなのりせむと月待てば潮もかなひぬ今は漕ぎいでな
万葉集の額田王の有名な和歌です。
これは出陣を鼓舞するうたといわれていますが、私には、いざという時に背中を押してくれる応援のポエムです。
さあ、潮も満ちてきました。
電子ブックでお気に入りの詩集を見つけたら、どうぞあなたの本棚にその詩集を、紙の本の詩集も、お仲間に入れてあげてください。
なお、オープンにむけて、担当の西野大介と深夜まで詰めてくださった、アイプレスジャパンの方々はじめ関係各位の皆様方に、あらためて御礼申しあげます。
どうもありがとうございました。
西野真由美

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