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銀の鈴社は、〈花や動物、子供たちがすくすく育つこと〉を願って活動しています

アザミの花の思い出

日本画の師、長谷川朝風先生宅に通いはじめて半年くらいのとき、膠を溶いたり、お茶を入れたり、雑用のお手伝いから、やっと作品を描くように言われ、元気な姿のアザミの花を買ってモデルにした。途中で夕方になってしまい、あとは家で描くことになる。

一週間後下絵を見ていただく。

先生は開口一番、

あなたはアザミのどんなところが好き?

はい、元気な姿。それに両親がアザミの歌が好きで、父がよく口ずさんでますので。

下向き加減のこの花が元気なの?

いえ、家に帰ったらこんな姿になって、、、

これではアザミに悪いよ。元気な魅力を描いてあげよう。あなたが、たくさんの花のなかから選んで買った時の姿を思い出して描き直して。

はじめての作品。たいせつなアザミの花。

横山大観の孫弟子だけに、風貌そっくりな朝風先生を思い出しながら、60余年過ぎた今、初心に戻って、姿勢を正して描きました。

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