上総の観音さま
編集部だより
この春、著者から、ていねいな手紙と手作りの原稿が届きました。迫力あるしっかりした切り絵に、推敲の行き届いたほぼ完全な文字のレイアウト。
ちょうど、何年越しかの千葉市印西町の民話絵本の企画が、具体的に進行し始めた時期でした。
かたや形のない世界の絵本仕立て、こちらはほぼ完成された民話絵本。
編集部の出番がいらないほどの完成度。こんな珍しいパターンもあるのかと、申し訳ない気持ちでバトンを受け取り、仕上げました。
本の完成に合わせてのチラシ作り、これから画家さんの展覧会が予定されているとのこと。間に合ってよかったです。
それにしても著者と画家との親密な共同作業、お互いの立場を尊敬して意見交換もしっかり、理想的な安産の元気な本を産み出すことが出来ました。
ありがとうございました。これからが本のひとり旅、大切に見守り応援していきます。 編集室より