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銀の鈴社は、〈花や動物、子供たちがすくすく育つこと〉を願って活動しています

新刊『教師も愉しむ作文生活』

『教師も愉しむ作文生活』

編著:白石壽文・権藤順子

佐賀県作文教育研究会による、作文指導の指南書。
佐賀県作文教育研究会は、「教師自身も愉しむ」ことをテーマに、その指導法を提案いたします。
「書くよろこび」が、教師の姿を見て、自然に児童にも伝わるような「言葉選びの例文(モデル文)」を主眼としました。

佐助庵の今日の庭

2019年12月17日の佐助庵の庭

11月初旬からいち早くさきはじめた玄関の椿、西王母。

今年も、阿見の原画展の初日から一輪挿しに首を傾げて、優しく入り口でお客さまをお迎えしてくれました。

西王母の名は、中国の神話にある仙女に由来するとか。

侘助の一種で、ひかえめに花びらをすぼめて咲く姿は乙女のようです。

庭の奥には白い優雅な侘助が、12月に入ってから咲き始めました。

どちらも茶花の代表だけあって、侘び寂びの風情を醸し出しています。この白い侘助はかなり大きな木ですが、去る9月18日の豪雨台風で根こそぎ倒れ、お花やさんに養生してもらい、つっかえ棒で元の位置におさまりました。

苔むした石灯籠の周辺には、10両、100両、万両の実が少し赤味を帯びてきたところです。

その陰に、雪おこしが花の出番を待ってます。一名クリスマスローズというのに、なぜか咲く時期は春先なのですね。

斜面には所狭しと白とピンクのさざんかが真っ盛り。玄関の門にもあるこのさざんかはあまりにたくさん咲き続けるので、毎朝階段のお掃除がひと仕事。先日、由比ヶ浜通りの古い荒物屋さんで、小さな竹の熊手箒を買って、少し楽になりました。

その上に目をやると古木の十月桜が、まだかわいく咲き継いでくれて… 今年は休憩の年らしく去年の、あたりをピンク色に染めた華やかさはなくて、目を凝らしてひとつ、ふたつと数える感じです。

そろそろメジロ籠をかけましょう。

ぼうぼうあたま とあかいくつ

ドイツのMother Goose、近代絵本のルーツといわれる ぼうぼうあたま。<br />

版を重ねて小社のロングセラーです。<br />

ドイツに留学した妹や息子の現地での縁で実現した、いとうようじの日本語訳。ドイツの130ねんまえの精神科医 ハインリッヒ ホフマンが、わが子のために書き下ろした愉快なしつけ絵本です。<br />

先日、日経新聞に思いがけないことに記事になつてから、毎日ネットや書店から注文がきます。ありがたい嬉しいこの頃です。<br />

それに背中を押してもらって、新刊「あかいくつ」を朝日新聞の一面、天声人語の下のサンヤツ広告を頑張りました。<br />

この本も急に、注文が入り出しました。告知のチカラを痛感します。<br /><br />

「川に油が流れると…」佐々木邦明著の新刊は、校正の最中も佐賀県の豪雨や9月の北海道の豪雨で油の流出事故があり、著者は徹夜で現場の指揮に出向きました。いちはやい対応ができていたらこんなに被害が拡大しないのに! と著者。専門家の少ない日本の現状を憂いて、訴えます。<br />

きれいな川、きれいな海、きれいな水よ。私たちを守ってください。<br />

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2019年12月5日(木)の日本経済新聞夕刊にて『ぼうぼうあたま』が紹介

2019年12月5日(木)の日本経済新聞夕刊にて『ぼうぼうあたま』が紹介されました。

 


『ぼうぼうあたま』
は近代絵本のルーツ、また、ドイツのマザーグースともいわれ、世界中で愛されている絵本です。
ハインリッヒ・ホフマンが3歳の息子カールのため、1844年につくりました。
息子に本をプレゼントしたくて本屋をさがしたけれど、子どもにもわかる本がなかったので、自分でつくってしまったのです。
医師であるホフマンは、子どもを診察する時に、よく絵を描いて気持ちをそらせていたそうです。
そこで、子どもの心をとらえるような本を、自分でつくってしまおうと思ったのでしょう。
本書は、大正時代に日本で初めて刊行された初版本をできるだけ忠実に再現しており、フランクフルト市長や、ドイツのぼうぼうあたま博物間館長のご推薦もいただいています。巻末には解説も。
七五調のリズム感あふれる言葉と、ハッとするほど強烈な絵。
一見、残酷な絵本のようですが、医師であるホフマンが、愛するわが子のためにつくった絵本は、時をこえ、国をこえて愛され続けている、世界的なロングセラー。
例えば、絵本作家のせなけいこさん。
『ぼうぼうあたま』がファーストブックだというせなさんは、絵本の文章を今でもそらんじています。
佐藤さとるさんは、忘れられない一冊として、いつも『ぼうぼうあたま』を挙げておられます。
お空ながめのハンスくんでは、いつも空をながめているハンスが、木の根につまづいたり川に落ちたりして、魚にまで笑われます。
ドイツでは、桃太郎さんのように誰もが知っている絵本なので、ボーッとしている子どもには、ほら、ハンス、と、声をかけるとか。
指なめ小僧では、なめた指を大きなハサミで切られてしまいますが、これも、医師であるホフマンが、指をなめることが命にかかわる危険をはらむということを、幼い子どもにもよくわかるように工夫した話。
当時はペストが流行っていたのです。
しつけの国としても名高いドイツの、しつけ絵本ともいわれる所以です。
ぜひ、幼い頃から繰り返して読んであげてください。
怖い中にも、子どもへの深い愛情がぎっしりつまっていることを、いつのまにか感じて育つことでしょう。
子どもへの深い愛情があればこその戒め。
それが、『ぼうぼうあたま』なのです。
本邦初訳の伊藤庸二さんはお亡くなりになっておられますが、千葉県の御宿町でご子息が五輪文庫を運営され、本書の資料なども収集されておられます。
童謡「月の砂漠」の舞台として知られる御宿町の、もうひとつの名所です。

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