新刊『WANIMARU 和爾丸 南洋航海記-日本海洋少年団 和爾丸 一万三千海里-』
『WANIMARU 和爾丸 南洋航海記-日本海洋少年団 和爾丸 一万三千海里-』
この本は、1937年にドイツのヘルダー書店から刊行された『WANIMARU』小林珍雄著の初の日本語訳です。
1934(昭和9)年、著者は日本海洋団の通訳として和爾丸号に乗り、行動を共にしました。
南洋航海という経験を通して、英・米・仏・蘭各国、植民地の少年団との交歓、若人による平和外交がその目的でした。
大雨の中 新刊2冊が届きました
頭まですっぽり被った雨具姿で宅配の若者が、重たい段ボールを階段上までの配達。いつもながら頭が下がります。100%トマトジュースに今日は小魚せんべい一袋をつけてお疲れ様の挨拶でした。
リトアニアの詩の絵本
「ちいさな ちいさな」
と「和爾丸 海洋航海記」
後者は中村学園前理事長小林和夫先生ご依頼の本。お父上小林珍雄著でジュニアノンフィクションです。
昭和9年、国際交流の一環として青年たちが南国の島々を船で訪れて交流を図るつぶさな記録です。
前者は北欧の詩の国と、どちらも本を通しての国際交流の実際です。
地球は丸い 人間も丸い
なんとなく心も広くなった感じです。
小さな楽しい国際交流
リトアニアの詩の絵本の日本語版がもうすぐ仕上がります。「ちいさな ちいさな」とタイトルは、大介新社長のひと声で決まりました。
先だっても谷川俊太郎詩集の打ち合わせで、タイトルはどうしましょう と候補を口ずさんだなかから、大介さんの「そして」はどうですか? いいね それおもしろい と谷川さんがにこにこ。
タイトルは直感にあり
小さなこどもに語りかける詩人のことば。こどもには国境がないようです。おしゃれな画風も楽しくて、、リトアニア大使も大喜びで応援団。大使館での出版記念会が決まりました。
リトアニアが大好きな若い訳者は、情熱と翻訳の力で二つの国に架け橋をかけてくれました。 柴崎俊子