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銀の鈴社は、〈花や動物、子供たちがすくすく育つこと〉を願って活動しています

あけましておめでとうございます◯2014年1月1日 阿見みどり

快晴の新年
親族に囲まれて賑やかなお正月
去年は 編集の仕事も絵の仕事も 身丈に合ったなかでの高地点で展開でき おかげさまのひとことです。
健康に恵まれての1日1日を今年も大切にと心新たに年初の朝の想いです。
多くを望まず という心境は歳を重ねるごとに強くなり なんとなく軽やかです。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

鎌倉 国指定重要文化財の内見参加   阿見みどり

すぐ近くの 常々気になっていた 気品高いゾーン 高い塀のなかを散策する機に恵まれました。
野の花のご縁。スケッチ教室の方が ご関係者でお誘いくださいました。
浄明寺の財団法人 茶道宗偏流不審庵『旧一条恵観山荘』(重要文化財)のご招待でした。
白足袋 または白靴下の用意を で・・・少々緊張気味。
ちょうど美しい紅葉の庭園 和の美をきめこまかに配し 上品な日本古来の皇族ゆかりの茶室や御幸門など。
良い具合の借景 衣張山の崖と滑り川の水音。
心の洗濯ができて きれいな絵を描きたくなりました。
週末は 山村御流の生け花の日。 
静かな晩秋にひたれる幸せをかみしめつつ

御礼 鎌倉展終了   阿見みどり 

今年最低の寒い朝 大雪のニュース
2日から12日までの今年の原画展無事おわりました。阿見町展に引き続いて 多くのかたの応援の声に接し 感謝でいっぱいです。ありがとうございました。
自分では 精一杯気を配ってこの大切な日々を過ごしてきたつもりですが 寄る年波には勝てず ついに終了2時間前にダウン 早退の現実が唯一悔やまれます。
寒い中 せっかくお出で下さったかたに お詫び申しあげます。
寝るのが一番のお言葉通り 今朝 こうしてパソコンでまずまずのご挨拶です。
ほんとうにありがとうございました。

阿見町展無事終了 明日から鎌倉展  阿見みどり

今秋は二つの原画展が続くので 緊張します。
ふるさと阿見町デビューは 今浦島の心境で不安がいっぱいでした。
初日に クラスメートが20人近く集まって 驚きのスタート。
旧姓山口俊子が・・・? なんのことやらと 不思議そうな面持ちの友も。
私が ライフワークにしている巻子へのきっかけをくださった小松崎先生が杖をついて登場され、感無量です。
社会科で鳥獣戯画の存在を知ったあの光を受けた瞬間が、タイムスリップして展開しました。
一週間はあっという間に過ぎて 息つく間もなく明日から鎌倉展へ突入。
ハガキやポスターを 数十件にお願いに廻り もうくたくた。
阿見町は 広報を 生涯教育の渡邉学芸員とクラスメイトの保立さんに頼り 展示内容に没頭することができました。感謝感謝。
今回は 念願の大きな掛け軸を実現出来て 満足です。
元気のある限り 日々前進 と己に言い聞かせつつ。

阿見町展   阿見みどり

10月22日 阿見町展オープン
9時早々 町長さんがいらっしゃいました。そして 深夜便を直接キャッチされた海野議員、もうひとりいち早く深夜便情報を町に送ったという方も 熱い元気コールをくださいました。
町の図書館の入り口に 大きな水彩画展の看板が立てかけられて 9時早々つぎつぎに現れる 思いがけない来場者に 感嘆の声。
ライフワークとなる巻子へのきっかけになった 中学時代の小松沢先生。授業で鳥獣戯画を教えて頂いた時の感動が 私の一生のテーマになりました。
そのことを改めてご報告し 展示中の巻子作品をご説明しました。先生は 杖をつき 補聴器をさぐりながら 涙目で喜ばれ固い握手をしてくださいました。
級友たちも馳せ参じ 20人ほど。その日は そのまま9人のミニクラス会が大洗の宿で実現しました。喜寿ともなると なかなか以前のように集まることもままならず もう会えないかと思っていたと・・・
とくに うれしかったのは 数年前まで 幹事役で采配を振るっていた働き者の友が 脳梗塞で倒れ 人に会うこともなかったのに 車いすなしで奥さんに介助されてきてくれたことです。
たいへんな努力だったでしょう。
今日の勇気が数歩前進 となればいいなと祈りの気持ちです。
遠くから 著者や女子大の同窓生たちも 連れ立って賑やかな会場になりました。
茨城新聞の若い記者は 騒々しいなかを くいつくように熱心な取材でした。
感謝感謝の阿見町展です。

鎌倉薪能  阿見みどり

第55回 薪能 10月11・12 今年は晴天で残暑の残る暑さのなかではじまりました。
さすがに日暮れとともに 秋風が涼しく 終わる頃は肌寒い夏冬同居の不思議な空気でした。
今年は 宮司さんの祝詞のなか 5人の僧兵のひとりに孫の大介が参加して 私にとっては身近に感じる薪能でした。
愉快な狂言 『蝸牛』は野村万作熱演で でんでんむしむし・・・とすっかり洗脳された太郎冠者。
もしかして 童謡のでんでんむしむしかたつむりのルーツかも と楽しくなりました。
能『高砂』金春流 伝統の重みを伝えてくれる貴重な時間でした。
しばらく 秋のふたつの原画展のことでこのブログがお留守になっていました。
最後の蒔絵が昨日表装されてきて ほっとしたところです。
今年は 阿見町の文化祭にとのことで はじめて大きな掛け軸に挑み 4点仕上げました。
そのひとつに 筑波山と山裾の百合を描きました。
 

秋の原画展にむけて     阿見みどり

11月2日から12日
銀の鈴ギャラリーにて『阿見みどり 万葉野の花水彩画展』
今年は いよいよ 大きな掛け軸に挑戦しました。
描き込んで 自分なりに手応えのあるレベルのテーマ 4点
尊敬する師 橋本幸子先生のオリジナル表装で 昨日3本が正装姿でとどきました。
日本の布 日本の色 ベテランならではの配色と布地選びの感性 幸せにひたりました。
多くの方にこの風合いを味わって頂きたい と強く思いました。
万葉の歌を筆書きした秋から冬への花々の絵も巻子仕立てにして 先生に表装をお願いしました。
掛け軸と巻子(蒔絵)は私の目標地 なんとかあえぎつつも第1歩着地できました。
次は 最終目標の『万葉ものがたり』。全二巻で下絵まででき あとはこの秋から冬の励みにと。
少し遊び心のムードでと 楽しみにすることにしました。

この夏は・・・ 阿見みどり

酷暑の夏でした。この暑さ、まだまだ続くらしいけれど、今朝は久々に心地よい目覚めでした。夕べは、秋の虫の遠慮がちなちいさな演奏会がお風呂での時間のBGM。
熱中症のニュースのなか、せめて楽しかったこの夏を拾うことにして。
秋の阿見町、町主催の原画展と14回目の鎌倉展のために一念発起、大きな掛け軸4点。特に阿見町から見える筑波山の万葉の風景。万葉歌も筆で書き込みました。
そしてもうひとつ。長い間この大作のために意識して描き込んできた竹に雀。
表装の先生にバトンタッチして、つぎは気分転換のスケジュール。
鶴岡八幡宮でのアジサイ国際会議とアジサイツアーの参加。その勢いでぼんぼりまつりは 山アジサイ「藍姫」を献上。
つぎは,妹夫婦と八ヶ岳へ。山の花が恋しくてスケッチに満足。
安曇野のわさび園、碌山美術館。諏訪湖畔でティタイム。
八ヶ岳美術館で一泊。日の水牧場、山本工芸美術館、なるみガーデンと行きたい所、全部レンタカーで達成しました。
翌々日の朝は羽田空港。娘の送迎はありがたい幸せ。
利尻・礼文めぐり。皇室ジャーナリストの久能さんの蘊蓄ツアーにすべりこみセーフ。
ほんとは念願の野の花ツアーだったはずが、連泊にこだわり現地の状況不勉強で「相部屋厳守」がキャンセルのもとになりついに催行不可。初めての不発経験でした。
あきらめきれずに,単独目的に挑みました。
野の花ツアーのように、今日も明日もあさっても 自由にスケッチ!というわけにはいきません。
それでもすきを見て、礼文うす雪そうの群生地の30分手前で、うす雪そうがチラホラ顔をのぞかせるお花いっぱいの道端でスケッチ。往復一時間の皆が戻るまでひとり堪能しました。うす雪そうの群落は想像でこらえます。
もちろん、休日以外は出社して編集の仕事に精出すこともできました。
健康な間は出来る限り、働く喜びに預かりたいと祈りをこめた願いです。
阿見みどり

山アジサイ 命名の断片・・・「磯笛」

アジサイツアーでの出会い
伊豆半島 城ヶ崎。
風雨の中 熱心な専門家たちにまぎれて知らないことだらけにただただ感心して耳をそばだてて早足について行きました。
岸壁に打ち砕く波音。裂けて砕けて割れて散るかも・・・実朝の和歌を実感しながら その岸壁に優雅に咲く 自生の山アジサイを堪能してその足で 地元の栽培家の菜園に寄りました。
何百株ものアジサイが ひろびろとしたなかに満開。
眼の高さで鑑賞出来て 時間よとまれ とつぶやく。
園主の話で ひとつひとつ思い出のプロセスにこの姿が今あることを聴き 「命」だなぁと。
なかで色 形がとくに印象に残り名前も「磯笛」 気がかりな一株です。
「この花の名は?」
「磯笛 海女さんが海から顔をだして息をするときに鳴らす磯笛です。ここで生まれ育った私は母のこの磯笛を聞いてあそびながらもホッとした気持ち この岩に咲いていた元枝のアジサイを育成しながら 磯笛の音が重なるものですからつけました。」と。
このあと訪ねた掛川のアジサイ園では人気の「ダンスパーティ」や最近生まれた「ありがとう」のアジサイにも心打たれました。

鶴岡八幡宮のぼんぼりまつり 寄進の絵「山あじさい」完成

久々の休日 朝からそわそわ アトリエモードで1日がはじまりました。
先日参加した 国際アジサイ会議の収穫で山アジサイがぐっと身近に心に住みつきました。
この感動覚めやらぬうちに 記念の1枚をゆかりの八幡宮さまに納めましょう。
たくさんの山アジサイのなかでも 特に好きな藍姫。
清純な色合い 姿 表情 華やかさにはほど遠いけれど私の惹かれる美の境地。
今 午後2時。描き終えて コーヒータイム。
またも 気がゆるんで最後の墨筆が 少々不出来。
絵は満足だから これでいいことにしましょう。

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