6月10日の庭の花たち
先日の花の会では、切り花になってモデル役 ありがとう!
先日の花の会では、切り花になってモデル役 ありがとう!
ランチは近くのこまめさん特製のお弁当。使い捨ての器を避けて、由比ヶ浜通りの陶器専門店に塗りのお弁当箱を特注。甘味屋こまめさん特製の生姜ゼリーのデザート。小社のスタッフが運んでくれました。
天の恵みと皆の協力で、私の描いている理想の野の花の集いが叶い、楽しい一日でした。
日本画の師、長谷川朝風先生宅に通いはじめて半年くらいのとき、膠を溶いたり、お茶を入れたり、雑用のお手伝いから、やっと作品を描くように言われ、元気な姿のアザミの花を買ってモデルにした。途中で夕方になってしまい、あとは家で描くことになる。
一週間後下絵を見ていただく。
先生は開口一番、
あなたはアザミのどんなところが好き?
はい、元気な姿。それに両親がアザミの歌が好きで、父がよく口ずさんでますので。
下向き加減のこの花が元気なの?
いえ、家に帰ったらこんな姿になって、、、
これではアザミに悪いよ。元気な魅力を描いてあげよう。あなたが、たくさんの花のなかから選んで買った時の姿を思い出して描き直して。
はじめての作品。たいせつなアザミの花。
横山大観の孫弟子だけに、風貌そっくりな朝風先生を思い出しながら、60余年過ぎた今、初心に戻って、姿勢を正して描きました。
今年はじめて裏山の斜面にアザミが三輪咲きました。
緑の中に薄紫!
目を凝らして見ると紛れもないアザミ。急な斜面は私の足腰では無理。人に頼んで二輪だけ摘んでもらう。あとはタネになって来春よろしくと。
早々と仕上げて、6月だけどうにも不本意な選歌と画稿。初心に戻って6月をイメージして、構想を練り直す。
やはりアジサイ。でも歌が2首しかない。
画がかわればいいかとチャレンジ。たくさんのあじさいのスケッチを並べ、はやくも咲き始めた庭のあじさいを机に飾る。雨のアジサイとの時間を蘇らせて、、、
20数年続けてきた秋のカレンダー原画展は、去年のライフワーク「絵巻 万葉ものがたり」の完成で終止符をうつことにする。
終わり方も大切かと。
なんとか元気で創作意欲もかわらないので、制作はつずける。
歳を重ねながら、ポロリと絵筆が手から落ちるまで描き続けたい。
「語り継がれる明治天皇の東北・北海道ご巡行」を上梓された著者、登米城のお殿から、思いがけない草花の贈り物が!
さっそく万葉野の花庵に仲間入り
スペースを探しながら、お花屋さんがていねいに植え込んで、まず
イワヒバ クリンソウ 手前右にヒメシャガ
あら
すみません手元がぶれて、、、
ケセランパサランは石仏の上に
仙台萩 黄菖蒲 撫子 口紅水仙 レースフラワー イワヤツデ シャガ ショウジョウバカマ なつすいせん イカリソウ シラン チョウジソウ ヒガンバナ
根付いた頃、写真報告します。
ありがとうございました♪♪♪
裏山のスカンポと野蒜の蕾も風情があります。
先着10人はすぐキャンセル待ちになり、今回は5人が入れ替わりました。東京、横浜、川崎、横須賀からの人も集い、なんと黒一点の短歌の師もご参加。昔乙女たちの中に妙に馴染んで和やかな空気に包まれました。誰ともなく花談義は弾み、せっせと無我の境で絵筆を運ぶ人も、野の花の微笑みに身も心も委ねて楽しい柔らかな時間でした。
花の会応援団の竹村さんありがとうございます😭
春の庭は運動会のように目まぐるしくかわります。
6日はバーベキュー。狭い裏庭でどうなることやら。