skip to Main Content

銀の鈴社は、〈花や動物、子供たちがすくすく育つこと〉を願って活動しています

ネムの花満開

朝の食卓からちょうど目に入る窓辺に揺れる柔らかな若緑の葉。まだかまだかと心待ちのネムの花が咲きました。

日に日にピンクのよそおい、ふと気づくとクロアゲハたちが乱舞する妖艶な雰囲気に包まれて、梅雨晴れ間に明るい気持ちになりました。

萩には小さな黄チョウ、藤袴にはアサギマダラ それぞれが決められた相棒をよくぞ探し当ててきてくれます。

花と蝶にも赤い糸がかけられているのでしょうか。

昨日、写真集の出版で見えたT夫妻も初対面なのに、これぞぴったりのご夫婦!と思わず声がでそうなほどお似合いで、太い神秘的な赤い糸を思い合わせて、小さな宇宙の恵みを感じたひとときでした。

ネムの花が咲きました

裏山の山百合がついに終わって残念!と、表の山側に目を凝らすと優しい緑の葉を靡かせていた大きなネムの木の葉の上に、空に向かってたくさんの花がいっせいに開いていました。

さぁ これで元気を出してアトリエに。スケッチブックを手繰りながら来年のカレンダーの仕上げに入ります。

今年は、コットンペーパーにチャレンジ。

先日来社されたオーガニック開発の渡邊さんからの宿題。ためしてみて!と。

ドウサビキも不要でいい感じの筆ごたえ。水の吸収もほどほどです。

ノイバラとクヅ、姫百合の次

今日は描き慣れたマユミとエナガ鳥を描きましょう。

緑に囲まれた小さなアトリエ ウグイスやホトトギスの合唱を聴きながら。

万葉野の花庵

万葉野の花庵

コロナの自粛生活で、さすがに訪れる人もない。移転後の煩雑な身辺、粛々と細かに荷物整理をしながら、机上に山積みの仕事を優先する静かな日々。

それでも待ちかねたように、先週はサロンが始動しました。社長の恩師がゼミの学生を引き連れて鎌倉散歩。古民家再生見学を兼ねての講話会がもたれました。

私 出版社で働きたい。と、興味しんしんの学生も嬉しそうでした。遠藤周作さん愛用のグランドピアノの前に座って「ほう、遠藤周作はピアノも弾いたんだ」と、臆する様子もなくやおら「ネコ踏んじゃった」を弾くユーモアたっぷりの先生に、緊張感が一気に溶けて笑い声がはじける。

落ち着いたら、このサロンからさまざまな文化の発信が電波にのって世界を走ることでしょう。

照明や機材も揃って、続いている裏の工事が終わるのを待つばかりです。

思い出の原画展より 2007.11浜松万葉の森公園にて

この秋発表予定の絵巻万葉ものがたり 第二巻の清書に入り、資料を並べてみると懐かしい浜松での写真が出てきました。そのときの万葉の森公園ではちょうど秋祭。私の「万葉野の花水彩画展」(浜松市主催)で孫の兄妹が駆けつけて、イベントに参加し万葉衣装の姿が写真に残りました。絵巻二巻目は万葉びとの人間模様が主なテーマなので、ちょうどいいモデルになりました。

佐助庵の今日の庭

2019年12月17日の佐助庵の庭

11月初旬からいち早くさきはじめた玄関の椿、西王母。

今年も、阿見の原画展の初日から一輪挿しに首を傾げて、優しく入り口でお客さまをお迎えしてくれました。

西王母の名は、中国の神話にある仙女に由来するとか。

侘助の一種で、ひかえめに花びらをすぼめて咲く姿は乙女のようです。

庭の奥には白い優雅な侘助が、12月に入ってから咲き始めました。

どちらも茶花の代表だけあって、侘び寂びの風情を醸し出しています。この白い侘助はかなり大きな木ですが、去る9月18日の豪雨台風で根こそぎ倒れ、お花やさんに養生してもらい、つっかえ棒で元の位置におさまりました。

苔むした石灯籠の周辺には、10両、100両、万両の実が少し赤味を帯びてきたところです。

その陰に、雪おこしが花の出番を待ってます。一名クリスマスローズというのに、なぜか咲く時期は春先なのですね。

斜面には所狭しと白とピンクのさざんかが真っ盛り。玄関の門にもあるこのさざんかはあまりにたくさん咲き続けるので、毎朝階段のお掃除がひと仕事。先日、由比ヶ浜通りの古い荒物屋さんで、小さな竹の熊手箒を買って、少し楽になりました。

その上に目をやると古木の十月桜が、まだかわいく咲き継いでくれて… 今年は休憩の年らしく去年の、あたりをピンク色に染めた華やかさはなくて、目を凝らしてひとつ、ふたつと数える感じです。

そろそろメジロ籠をかけましょう。

絵巻 万葉ものがたり 秋の発表に向けて

妙本寺展 いよいよあと1ヶ月。<br />

村瀬憲夫博士のあたたかなお心こもった監修のご指摘に 1ヶ月ほど要し、これで安心して表装にまわす。10月1日。<br />

<br />

私の感じたことばや解説を添えた方が、ものがたりとして、読み進めやすいとのことで、感動したままを書き添える。<br />

学説が定まらない鑑賞、意訳の部分は、この際、女性らしい視点として世に問うてみてはどうですか? とのアドバイス。<br />

令和の梅花の宴の場面も想像のまま。<br />

きっと美女の笛の音が聞こえる…。梅の香りを感じながら楽しく描くことが出来ました。<br />

自然のふところに どっぷりとつかって日々を過ごす、万葉びとの生き方は、想像の世界で寄り添い描くとき、とても心地よい時間でした。

定例の野の花ツアー 無事終了 つぎは秋のイベントに向けて

国内野の花ツアー第4回 <br />

天気に恵まれて実り多い野の花との時間が 心の中に収まりました。<br />

北海道サロマ湖 湿原の花たち

オホーツク海の水に手を入れて<br />

武市さんがひとりでつくった花の山 陽殖園。ご自身による案内で みな想像以上に心うたれた様子でした。<br />

<br />

9月は赤城自然園のスケッチ会<br />

11月は 阿見の妙本寺展 <br />

そして後半は<br />

北鎌倉えにし での野の花仲間展<br />

<br />

健康第一の日々です。

Back To Top