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銀の鈴社は、〈花や動物、子供たちがすくすく育つこと〉を願って活動しています

そこはかとなくやさしい香りが、、、

見渡すとすっかり忘れていたクチナシが真っ白な姿で微笑んでいました。

ばらにも負けない香りです。

春の花畑に別れを告げて、今朝はこのクチナシの花。そして目をこらすとやっと気づくネムの花。

食事しながらの目線で見えるこのネムの
花はまちわびていた花です。

春から梅雨、そして初夏暑い夏はもうすぐそこ。

春の花たちの種の収穫に励みながら、あたりかまわずあじさいと山吹、ヨメナの挿し木を楽しむ今日この頃です。

日曜日の鎌倉

なんとたいへんな人人人。

コロナ感染者数はまた増えつつあると今朝のニュース。ひとごみではマスク。気がついて見るとマスクの人は30%ぐらい、

アジサイの頃、お正月、紅葉の季節は特にピークになる。外国人も多くなって、コロナ前の活気がもどってきました。鎌倉の日暮れは6時閉店がほとんどのせいか、さーっと人の波も潮のようにひいて、ついさっきの賑わいはうそのよう。まだ明るい夕方の道、海風を感じながら今日の散歩は、7500歩。きつい修行も健康のため!

家に帰ると大好きなスモック刺繍に夢中になる。ソファに座ってときどき姿勢を正して、足をバタバタ。

明日はぼんぼり祭りの画を描こう。鶴岡八幡宮から届いた和紙が机上で待っています。

心地よい町づくり

鎌倉市役所前のひとつ目のトンネルの上、アジサイがステキ。

市役所通り二つ目のトンネル新佐助隧道はこの土砂降りで土砂崩れ

銀の鈴社はこの反対の市役所寄りの隣。あわや危機一発。

夜中に閃きました。災い転じて福となす。

そうだ。いいチャンス。このトンネルの上に春は山吹、初夏はアジサイで美しい町づくりだ!ちょうどさし木の絶好期。

挿し木用のそれぞれ数本をメネデール液につけて、工事現場責任者さまへ と挿し絵いりの手紙を書きました。杖婆さんの願いを現場のおじさんは困って、でもあたたかく責任者らしいヘルメットの人にわたしてくれました。

うれしいな よかったな

翌日、市役所緑化担当者から電話あり。工事は一年がかりなのでお返ししますと。

では住民のこの希望事項を記録して、しかるべき対応をお願いします。と私。

いや、せつかくですが、そのような仕組みがないのです。と。

これであっさり夢と消えました。お金がかかるわけではないのになぁ。予算が云々ではなくて、1人の機転でなんとか対処できそうなものを!

そういえば、空振りはこれで2回目。こんなことがありました。

膝の手術後の散歩はきつい。なんとか楽しい散歩を!300メートルごとぐらいの電信柱に折りたたみの簡単な椅子を取り付けてほしい。高齢者の多い鎌倉だから、きっと散歩する健康な人が増えると思うと、市長宛にこれも挿絵つきでお願いしました。

そのときも緑化担当の電話でおわりました。

住みよい町にと勇気を出したんだけど。

あれれ? 楽天家の私らしくないくりごと。

旧友とともに晩年の新しい一歩

どちらも新婚時代、ご近所のおつきあいだった同窓の友達ご夫婦が、先日60余年ぶりに来訪。

その折「私 山歩きばかりを楽しみにしてきたけど、せんだっての入院で足が心細くなって。80半ば過ぎて、これから何を楽しみに過ごそうかと。人に迷惑かけず、物も増やしたくない、お金もかけられない。それで考えたの。折り紙!」

「わぁ 私の若い頃折り紙婆さんになるのと吹聴してきて、ずっと気になってた。教えてほしい!

今日はその第一回折り紙勉強会。手作りランチを挟んで数時間。新婚時代に戻った気分で、ながいそれぞれの来し方を話題にしながら、楽しいひとときだった。」

8枚の折り紙を折りたたんで素敵な蓋付き函。ややこしい手順!考えた人も綺麗にマスターした友も尊敬するのみ。白い函を作り、そこに花を水彩で描きたい という私のために友はしっかり覚え込み、手ほどきしてくれるまでになりました。

次回までに絵付けをしてみます!と約束する。思いがけない婆さまの時間は、しっかり「若いふたり」に変身させてくれました。

降ったりやんだりの雨空

今日もアジサイ散策。膝の手術後で動けなかった去年の分まで!せっかく鎌倉に住んでいるので鎌倉の花を可能な限り、、、。

今日は東京から、珍しく訪れてくれた息子の車で、近くの鎌倉山らい亭のアジサイ。ほぼ傘さすこともなくしっとりとした雨の余韻を楽しんできました。

ちょうどお昼、シンプルなおせいろ。久々のお蕎麦おいしかったー。

杖をつきながらヨタヨタの母を気遣ってくれる息子と娘に心許して、感謝の休日でした。

4年ぶりの万葉野の花水彩画展、秋の文化の日に

2023年11月1日〜6日

鎌倉比企ヶ谷の妙本寺書院にて  鎌倉駅から徒歩10分

10時から16時

絵巻「万葉ものがたり全4巻」8軸 と例年の「万葉野の花カレンダー2024 原画」

怖いもの知らずのライフワークがなんとか元気な身体で完成しました。心に描いた15歳から数えると70年。想いは深く、年月だけは重ねて未熟な筆ながら、意図する世界は自分なりに表現できました。

来年のカレンダーの画も今は印刷所に。あとは遠くからご足労くださるかたがたを思いながら、展示場のしつらえのあれこれをイメージして準備するだけです。

カレンダーは25年目。毎年丸善ギャラリーや鎌倉やまごなどで発表してきました。英訳のブルースさんもよくぞこんなに長い間併走してくださって感謝でいっぱいです。

日本の宝「万葉集」を世界の「文化遺産」に!

石のように硬い私の想いです。

瑞泉寺のアジサイ

晩年は鎌倉に住む方丈の庵でいいのと君に応えき

亡き夫も好きだったこの静寂の佇まい。私はこんな言葉を呟いて。

夢窓国師の修行地

ウグイスが自慢の声で歓待してくれました。昨日の大雨を忘れさせる境内の行き届いた清掃。樹木の中で作業中の庭師さんにねぎらいの声かけをすると、そうかい 俺ひとりでやってんだよ とうれしそう。

心の奥まで清らかな空気をいただく。

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