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銀の鈴社は、〈花や動物、子供たちがすくすく育つこと〉を願って活動しています

ものがたりの小径 分かち合う喜びをのせて

テーマ まよい道・わかれ道

選ばれて、編集委員の熱心な査読による推敲を経て、飛び立っていった作品たち。画家の力量も後押ししてくれました。

毎日のようにうれしい感想の手紙がきて、コロナ禍の不安を忘れさせてくれるこのごろです。人生のまよい道、今 世界中の人々が大きな生き方の転換を迫られているわかれ道です。書きながら、読み込みながら、自分のこととして 考える 行為が前進への唯一の方法なのかも知れません。

本を読む 行間を読む 考える その時間は、聴いたり見たりする合間の唯一アクティブな大切な時間です。

今年の小社の 本のカタログの最終校正をしながら、出版社の新しい生き方を考えることでした。(柴崎)

看板がつきました

古民家再生の工事は気の長い大工さんでないと…

現場を覗くといかにも年季の入った大工さん。宮大工さんとのこと。ノミをつかって柱を組み立てています。

10年以上空き家のままで廃屋に近い荒んだ家屋や庭が日に日に蘇っていくのは、寒い冬を通り過ぎて春の息吹を感じるちょうど今の時期の気分に通じてわくわくします。

万葉野の花庵 つぎつぎと新芽が

ジャングルのようだったこの庭。梅の木だけをのこしてきれいさっぱり。光あふれる姿に変身。いち早く芽を出した福寿草と貝母、続いて都忘れ。今朝の発見はカラー。この辺確かカラーの群生だった気がする。

専属のお花屋さんプリマベーラの金子さんがきめ細かな庭造りをしてくださって、オダマキ、あやめ、スミレ、カタクリ、甘草、黒文字、花筏。ニリンソウと宝鐸草、山吹も加わって春の足音が聞こえてきます。 

リスやシジュウカラの訪問も楽しいこの頃です。

コロナ自粛に合わせて

まだ銀の鈴社の看板も万葉野の花庵の名板もたてずに、室内で山積の仕事に没頭する日々。

そんななか待ちかねたように訪れてくださる方も。先日は三浦豪太さんが自然探索の下見にいらっしゃいました。

子どもたちに太陽の光を!

と力説されて、コロナ自粛の健康弊害に立ち向かう姿勢は、情熱的で頭が下がりました。太陽の光を毎日数時間意識して生活してほしい。健康の元なのですと。

太陽は平等に降り注いでくれます。太陽を浴びることの大切さありがたさを改めて思いました。

リトアニア大使館へ

3月3日、桃の節句の水曜日に、リトアニア大使館へ伺いました。

現在制作中のリトアニアの詩の絵本『ちいさな ちいさな』の翻訳者、木村文さんとご一緒に。

ゲディミナス・バルブオリス大使は終始穏やかな笑顔で、リトアニアの本が日本で日本語の本になることを喜んでくださいました。

六本木の街は強風の中でした。

コブシの花が、まるで白い小鳥たちの宿木のように、春の訪れを謳っていました。

写真はゲディミナス・バルブオリス大使と木村文さん。

万葉野の花庵 庭の目覚め

崖に丁寧に移植された岩タバコ

佐助庵から移植した岩タバコの赤ちゃんたち、少し若草色にかわってきました。仕掛け人の花師 金子さん曰く「眠っている間に場所が代わった?」と不思議がってるのかも。

万葉野の花庵

福寿草の芽はすくすくのびて、上品な色形の葉が広がってきました。水仙は満開。その隣に貝母の芽がそこここに群れて芽を出してきました。蕗の薹が! 都忘れのひとむれが!頭上には白梅に次いで紅梅が盛りになって、春遠からじの表情です。

やがて自宅から枝垂れ桜、蝋梅、山吹、白山吹、紫陽花、梅花ウツギが仲間入り。来年の春が楽しみです。プリマベーラさんが少しずつ移植作業されて、つるばら、山椒バラ、エビネ、すみれ、あやめがおさまりました。

万葉野の花庵

銀の鈴社は35年。秋に35歳になる孫の大介が社長にと新たなステップの記念の年のスタートです。

荒波に揉まれて否応なく移転、何回だったか。銀座並木町の移転は都市計画のため。

鎌倉に落ち着いたのは10年前。通勤時間と労力のロスに目覚めて、食住接近。

やっと賃貸家賃から脱出して2021年1月15日、最終の覚悟で古民家に。

そして、この万葉野の花庵。

裏山の竹林、ワビスケ椿、美しいモミジ、銀杏。シンボルツリーの美しい立ち姿は落羽松の大木。

古風な庭は、南向き。

主のような梅の木は、スカスカに空洞化した幹ながら風情ある立ち姿で寒空の中、大ぶりの白梅を元気に花咲かせてくれています。

今朝、梅の木の根元に金色の福寿草が1.2.3.〜7つもかおを出してます。さすが、前の住民は魯山人を愛し、風流を好むお茶人だった由。

去年ここを見にきた時はジャングルのように荒れ果てて、身震いを感じたことが嘘のようです。半年がかりでの職人さん達の手入れに応えるように、そこここが静かに蘇り、住んでいた人の息遣いまで湧き上がるのを感じます。大丈夫!お花たちもこの家も大切にします。不思議な花の縁を感じて安堵の迎春です。

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