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銀の鈴社は、〈花や動物、子供たちがすくすく育つこと〉を願って活動しています

まけるなアオムシくん!出版祝賀会◯西野真由美の社長ブログ

まけるなアオムシくん!出版祝賀会◯西野真由美の社長ブログ
福山とも子さんの処女作『まけるなアオムシくん!』の出版祝賀会が、山形県高畠町で行われました。
福山さんは、高畠町の浜田広介記念館と縁の深い、「青鬼の会」の同人です。
一途な福山さんだから、周りのみなさんが一肌も、ふた肌も抜いじゃおうかと応援してくださるんだと、改めて実感。
福山さんのご自宅で、勤務先の学校で。
モデルのアオムシくんたちは、たくさんの方々の温かな愛情に包まれていたのです。
絵本もまたしかり。
本当に幸せな巣立ちです。
まほろばの里、高畠は、緑こい山々のシルエットを背景に、黄金色の稲穂が波打っていました。
たわわに実った林檎はいろづきはじめ、まさに豊穣の秋一色。
美しい日本の原風景と、あたたかな人々の温もりに包まれた、連休の最終日です。
西野真由美

9月のスケッチ教室 17、18日 楽しい時間でした

酷暑はまだまだ 冷房を頼りにギャラリーでの教室
さすがに野の花も 姿を消し 秋草の出番を待つ今日この頃
モデル探しにひと苦労です。
裏の崖から垂れ下がっている野葡萄 私の大好きなモデル 残念ながら 美
しいあの独特の色・色は未熟で 一様に緑の実。それでもつるののびやかな
姿と葉の形、茎の赤色が絵になる場面を イメージしながら テーブルいっ
ぱいにしつらえました。
小町通りで求めた河原ナデシコを やさしい彩りに演出して。
ベランダまで侵入してきた葛の花、大谷美術館近くのえのころぐさ、萩など
探せばつぎつぎ見つかりほっとしました。
園芸種は 絵にする画材として なぜかとびつくほど魅せられるに至らず。
野の花が好きな方々なので 多分 私の直感で選んで大丈夫かと。
8月の安曇野のスケッチツアーでは 高原や湿原の美しい山野草を 手の届く
距離でスケッチできて 夢のような幸せな時間でした。
日頃 ご家族の介護に明け暮れて 自分へのご褒美ですと花ずくしの時間に
目をほそめていらっしゃる方も 何人か。尊いことと思います。
野の花に助けられて 今 私は生きていると 素直に思う日々です。

戦前から続く鎌倉の街並みを活かして◯西野真由美の社長ブログ

梅澤典雄お話会「戦前から続く鎌倉の街並みを活かして」◯西野真由美の社長ブログ
連休中日の今日、梅澤典雄さんのお話会が開かれました。
当初、古民家らしい銀の鈴サロンを予定していましたが、あまりの暑さに、急遽銀の鈴ギャラリーに変更。
残暑の中をお運びくださった方々と、クーラーの恩恵に預かりながら、梅澤さんのお話を伺いました。
鎌倉は、関東大震災で、その殆ど(約7/6)に大きな被害を受けたそうです。
震源に近く、また津波の被害も被りました。
当時、大仏様まで波がきたとも聞いています。
銀の鈴社の社屋も、震災の4年後、昭和2年の建物。
大黒柱も廊下の梁も、通常よりずっと太くて、どっしりがっちり支えてくれています。
梅澤さんは、そんなこの家の良さを存分に大切にしながら、オフィス兼ギャラリーにサロンという、何とも欲張りなお願いを、微々たる予算で見事にかなえてくださった方。
小林比呂古さんの娘婿で、『みんななかよし』や『横須賀スケッチ』の画家さんでもあります。
お描きになる絵同様に、やわらかな物腰の梅澤さん。
東京近郊なのに、戦禍を免れることができた鎌倉の街並みの特徴からエコロジーまで、多岐に渡る豊富な話題を、資料を駆使してわかりやすくお話しくださいました。
頷きながら聴く人や、終始メモをとり続けながら聴く人。
様々な質問にも、穏やかに飄々とお答えくださる梅澤さんのお人柄がにじみ出た、和やかな初秋の充実したひとときでした。
梅澤さん、ご参加のみなさま、どうもありがとうございました。
なお、梅澤典雄さんについては、コチラをご参照くださいませ。
西野真由美

新シリーズの誕生

  2010年 国民読書年の秋に 
    新シリーズ誕生
 「上質な内容 手軽な予算で」
 経済状況のきびしい昨今の世情に呼応した新シリーズをスタートします。
 自費出版か共同出版かは、編集部内で原稿を拝読し検討します。自費出版の場合は、制作数にあわせた再見積りになります。
 銀の鈴社は詩に特化した実績のある出版社です。
 少年詩の殿堂と評されるジュニアポエムシリーズはこのまま継続します。(2011年に教科書の内容が改訂されますが、おかげさまで今回も多くのジュニアポエムシリーズより多数転載するとのお知らせをいただいております。)
 手軽な予算で作品を出版する新しいシリーズです。
 学校や公共図書館へも新シリーズとして案内して参ります。
お問い合わせは銀の鈴社までお願いします。

第一次南極越冬隊隊員 作間敏夫さんのお話会◯西野真由美の社長ブログ

第一次南極越冬隊 作間敏夫隊員のお話会◯西野真由美の社長ブログ
8月22日の日曜日、第一次南極越冬隊の通信ご担当だった、作間敏夫隊員のお話会を行いました。
猛暑の中なのにキャンセルもなく(キャンセル待ちだった方々、ごめんなさい)、たくさんの方々がお集りくださいました。
前日に床屋さんへ行かれたという作間さんは、涼やかな微笑みと、張りのあるよく通るお声で、当時の写真をスライドでご説明くださいました。
弊社のロングセラー絵本『こねこのタケシ  南極大冒険』は、本当にあったお話の絵本。
タロとジロで有名な第一次南極越冬隊に、犬たちと一緒に南極で越冬したネコのお話です。
作間さんは、その第一次南極越冬隊の通信担当。決してネコ係というわけではなく、ネコのタケシが作間さんを選んだそうです。
タケシは、毎夜作間さんの寝袋の襟元をこじ開けて入ってきたとか。作間さんのお腹の上が、タケシが決めた寝床だったのですね。
会場においでくださった奥様からも、当時の留守家族会の結束の様子などを伺えて、命がけで赴かれた作間さんたち越冬隊のみなさんと、その時代背景を再認識した一日でした。
貴重な写真満載のスライドは、第一次南極越冬隊隊長だった、西堀榮三郎先生ゆかりの施設、西堀榮三郎記念探検の殿堂様がご用意くださいました。
どうもありがとうございました。
西野真由美

野の花アートツアー 安曇野 阿見みどり

8月25,26,27と2泊3日の楽しいツアーでした。
八ヶ岳のネイチャーガイド田中さんがていねいに珍しい花などを案内してくださいました。
いやり湿原 たかぼっち高原 唐花見(からけみ)湿原 原村自然文化園 八ヶ岳のしし岩
どこも独特の表情で魅力的でした。
日本の国は やっぱり美しい!
酷暑の3日間 1回だけバスにのるところで にわかに空がかきくもり
あっというまに大粒の雨 黒い雲が不思議な動きを見せて なんと竜巻が!
生まれてはじめての現象を目撃しました。
「信州安曇野の花野三景」 10月の原画展に最新作でお披露目します。
この興奮が醒めぬうちに仕上げたい。

小関秀夫詩集『風のほとり』(ジュニアポエムNo.208)○西野真由美の社長ブログ

小関秀夫さんの第二詩集『風のほとり』(ジュニアポエムNo.208)が刊行されました。
処女詩集、『風栞 (かざしおり)』(ジュニアポエムNo.61)から二十数年の時をへて、滲み出てきたポエムです。
年月をかけて何層もの濾過を経たポエムたちは、ぜひ声にだして音の響きと心地良いリズムも味わっていただきたい作品ばかり。
絹糸のように繊細な感性に溢れた本書には、詩人ならではの造語も登場します。
例えば「つぼみ菜」。
フキノトウを表現した小関さんの造語です。
絵は、野の花画家の阿見みどり。
四つの章扉が、風を伴って季節を巡ります。
  つぼみ菜
          小関秀夫
つぼみ菜 一群(ひとつ)
斜面に 一群
たいせつなもの 菜の芽のなかに
開いたそのとき
なになに出るの
空に似合った 風ですか
風に似合った 香りかな
それとも春への 語りかけ
つぼみ菜 一群
斜面に 一群
冬日つづく日
いつの日開く
   (ジュニアポエムNo.208)

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