万葉野の花水彩画展 おかげさまで終了しました
連日予想以上のご来場者で、緑濃い妙本寺境内は踊り降る落ち葉のなか、終日活気に満ちた風景でした。
このお寺がなかったら、今に伝わる日本の古典万葉集が、果たしてこのように流布出来たか疑問です。戦国の世にこのお寺の奥に身を隠し、こつこつと先人のし残した難解な万葉表記の解読に命を削った学僧、仙覚律師。
私が卒論でお世話になった仙覚抄もここで書かれたのでしょうか。不思議なご縁に感謝しつつ、その本堂よこの広い書院での展覧会が実現しました。
長年、これこそライフワークと心に秘めて過ごしてきましたが、新聞取材の後押しにも助けられて、実力以上の反応のなかを締めくくることができました。
監修の村瀬先生は和歌山からご家族で、私の第二のふるさと茨城県から観光バスを仕立てての見学ツアー、最高峰の国文学者の先生、今年からはじめた短歌の会の師匠、、、最後は女子大のクラスメイトでミニクラス会。
ありがたい幸せなゴールに涙です。
万葉集を日本文化の古典から世界文化の古典に!
身の程知らずの信念の生き甲斐を、応援してくださったかたがたに心からの感謝を込めて。 阿見みどり