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銀の鈴社は、〈花や動物、子供たちがすくすく育つこと〉を願って活動しています

山アジサイ 命名の断片・・・「磯笛」

アジサイツアーでの出会い
伊豆半島 城ヶ崎。
風雨の中 熱心な専門家たちにまぎれて知らないことだらけにただただ感心して耳をそばだてて早足について行きました。
岸壁に打ち砕く波音。裂けて砕けて割れて散るかも・・・実朝の和歌を実感しながら その岸壁に優雅に咲く 自生の山アジサイを堪能してその足で 地元の栽培家の菜園に寄りました。
何百株ものアジサイが ひろびろとしたなかに満開。
眼の高さで鑑賞出来て 時間よとまれ とつぶやく。
園主の話で ひとつひとつ思い出のプロセスにこの姿が今あることを聴き 「命」だなぁと。
なかで色 形がとくに印象に残り名前も「磯笛」 気がかりな一株です。
「この花の名は?」
「磯笛 海女さんが海から顔をだして息をするときに鳴らす磯笛です。ここで生まれ育った私は母のこの磯笛を聞いてあそびながらもホッとした気持ち この岩に咲いていた元枝のアジサイを育成しながら 磯笛の音が重なるものですからつけました。」と。
このあと訪ねた掛川のアジサイ園では人気の「ダンスパーティ」や最近生まれた「ありがとう」のアジサイにも心打たれました。

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