新刊『スターライト』
ジュニアポエムシリーズNo,312
発行日:2024年3月12日
詩:星野 良一
絵:ながしま よいち
出版社:銀の鈴社
判型:A5
ページ数:80
ISBN:978-4-86618-161-5 C8092
新刊モニター
好きな作品3点(タイトル)
1、にんじゃ
2、おかあさん
3、かぞえうた
にんじゃ:子ども達が作る料理はいつも斬新で驚かされます。きっと、忍者がいるんだな、と思ったら笑ってしまいました。
おかあさん:どんなママでも大好きだよ、そう言われているような気がしました。子どもの愛情には敵いません。
かぞえうた:幸せになるには、夢を叶えるにはどうしたらいいか…子ども達に伝えたい言葉です。
初めて読ませていただきました。子ども達と一緒に読んでみたいと思います。ありがとうございました。
(鈴木和奏さん)
段駄羅 この輪島文化はじめて知りました
天声人語でこのことばを知りました。調べたらすばらしい生活文化。韻文の魅力に人生の悦びを感じている一人として、少し調べてみたいです。
人々の日常の中で生きていることば。
尊い宝。
ずっと受け継がれていきますように。
柴崎俊子記
つれづれに「ことば」を考える日
「承知しました。」 「ありがとう。」 マルハラスメント(マルハラ)とは、このようなメッセージを見た若者が、文末の句点を「威圧的」「冷たい」などと感じる現象を指す。(Google検索より)
時代を泳ぐことば。
昨日買ったギャラリーの作家湯呑みが包まれていた和紙
謡曲のお稽古帖のような 句読点に近い記号がついている。
俵さんは「句点を打つのも、おばさん構文と聞いて…この一首をそっと置いておきますね~」と前置きした上で、
「優しさにひとつ気がつく ×でなく○で必ず終わる日本語」
とよんだ。
俵さんの一首は唐突によまれたわけではなく、注目の話題と関連していた。(…Google検索より)
ちいさなことでもハラスメントの風潮はここまできてるのか、と感じることば観。感覚が少しずつずれてきているのを感じてしまう。俵万智さんはさすが。この歌でマルハラ族はドキッとめをさましたとか。
気がつくと、私のこんな短文にも句読点がいくつも鎮座している。
編集室 柴崎俊子記
人生の総仕上げは 本 の姿で
二月の寒空を苦にもされず連日打ち合わせに来社されるSさん。編集長との会話の中で次々アイデアが膨らんで、今日はお姉さまが愛用された着物をご持参。
表紙はこの着物でまとめましょう。姉妹愛あふれる思い出話は尽きることなく、ふたりの間にそれぞれのイメージが寄り添い楽しいアイデアが具現化していきます。
50年ほど前、山の随筆家田辺重治著「わが詩わが歌」をご遺族に頼まれて故人の袴で装丁しました。その後室生朝子さんに頼まれて室生犀星著「美しい歴史」の特装版をつくりました。その時は朝子さんのこだわりの絵柄を求めて加賀友禅の反物探しに金沢のお店までご一緒したことを思い出します。
そして数年前、お母さまのエッセイ「小さな幸せ」をまとめたいと羽織と着物を組み合わせて50冊ほど形にして喜んでいただきました。
亡き人を偲ぶぜいたくなひとつの姿です。面影がぎゅっと詰まって手にとると心温まる不思議な時間が流れます。
本棚からその一冊を机に置いて、こんな方法もありますという編集長のことばに、きっとSさんの頭の中はありし日の故人の姿があれこれ浮かんできたのでしょう。
「私 元気な今のうちに姉の望みを叶えてあげたいの」白髪の優しい目が眼鏡の奥で細く輝きました。
わかりました。ご一緒にチャレンジしましょう。
新たな目的に向かって、スケジュールの段取りに入ります。
柴崎俊子記
午後から雪の予報
急ぎ百合の元気な緑にビニール袋をかけて
今のうちにと花たちを摘んで
今日のサロンイベント
関東学院学生さんのゼミのための部屋のしつらえ
次は、仕事部屋にも残った花たちを
春が待ち遠しい!
準備オーケー👌
東京から著者と画家さん 来社
もうすぐ刊行。
ジュニアポエムの新刊
30年前の著者が初めての画家さんをお連れして、第二弾の仕上げの打ち合わせ。
八幡宮のお参りを済ませて来ましたと。
再校を机に広げて楽しくチェック。お話にも花が咲くので、あとはじっくりご自宅で赤字入れを。
キャリア豊富な年輩の著者の話に、敬意の眼差しで耳を傾ける画家さん。
この絵、子供目線で子どもが喜びますねと感じたことをつぶやくと、
この詩を口ずさみながら描いていると小学生の子どもが、花も描いて、リスも… って。
母子の息づかいが伝わるあたたかい本になりそうです。楽しみー。
誤植のお詫び
2024年1月13日(日)の読売新聞一面サンヤツに出稿した広告中の作品に誤植がありました。
誠に申し訳ございません。
ここに深くお詫び申しあげます。
『大分弁俳句集2ーこん坂をのぼりきったらー』油布晃 俳句
正:こん坂を蟻ん強さじ這い上がる
誤:こん坂を蟻んじ強さじ這い上がる
申し訳ございませんでした。
銀の鈴社:取締役編集長 西野真由美