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銀の鈴社は、〈花や動物、子供たちがすくすく育つこと〉を願って活動しています

絵巻 万葉ものがたり 全4巻 8本 100首

私のライフワーク
半世紀を抱き続けできたテーマ
絵巻仕立ての 子どもにもわかる万葉集
いよいよ これからの4年計画 年 各一巻ずつの予定でのスタートライン
4500首余の和歌を全部通読 この作業に2ヶ月が過ぎる。
さまざまな主題の和歌、私の心に響いたうたをひろいながら テーマ別に番号で記録し 編集者の眼で 設計する。
この果てしない 高い 深い 富士山のような山に分け入る その入り口を探して。
分別された番号をテーマごとに並べて 全4巻の章立てができるまでが 大きな作業だった。

4月1日 新元号の発表
なんと 万葉集8巻の梅花の宴の序文から選ばれた 令和 の2文字。
私の選んだ中にしっかりはいっていたので この令和を巻頭にしよう
一歩踏み出すと うそのように トントンと全体の台割りがまとまった。

この秋 万葉ゆかりの妙本寺展で発表する予定の 第1巻上下の絵巻2本の制作に入る。
世界遺産になった細川和紙を 直接 紙漉き職人さんからまとめて取り寄せる。
失敗しても安心して描けるようにかなり多めに調達できた。

たまりたまった たくさんのスケッチを 25首の袋に振り分けて入れた 一冊のファイル。デスクの中心になる。
6月9日 25首のラフスケッチが形になる。
文字の練習と下絵の描き込み。
これからは ひたすらその精進に尽きる。

ひとくぎりして ホッとしたところへ
玄関のチャイム。鶴が岡八幡宮の方が 今夏のぼんぼり祭の和紙を持参してくださる。
まずは締め切りの早い順から。
時期に合わせて 万葉ものがたりの巻頭 「令和 」の場面を描こう。

心地よく水が流れはじめた そんな実感。

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