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銀の鈴社は、〈花や動物、子供たちがすくすく育つこと〉を願って活動しています

くろねこカックン

くろねこカックン
白いねこを飼いたいおばあちゃんと、そこへ居ついたくろねこカックン。
かわいがってくれる、よそのおばあちゃんにはゴロにゃんするのに、かわいがってくれないおばあちゃんには、知らん顔。
そんな一人と一匹のもとへ、白い子ねこがやってきた!
リズミカルなことばと、かわいい絵が繰り広げる世界は、幼い子どもたちが、何度も「読んで」とおねだりする、大切な一冊になるでしょう。
かわなさんのカックンは、もうあちらの世界へ旅立ちましたが、先日、かわなさんとお話していた受話器の向こうから、かわいい細い鳴き声が聞こえてきました。
そう、絵本にでてくる白い子ねこが、大きくなっていたのです。
・・・・・
親子ではないけれど、けんかなんかしないよ。
たべものも、とりあいなんかしないよ。
「カックンは、えらいね」
と、おばあちゃんは、ほめる。
いまは、おちゃわんが、二つおいてあるよ。
・・・・・
白い子ねこを舐めているカックン。
二匹がちょこんと座っているラストの絵。
思わずにっこり微笑んでしまう、あたたかな絵本です。
身近な生きもの、ペットをかわいがる体験は、命の有限を実感できる貴重なチャンスでもあります。
ネコ好きも苦手な方も、まずは、この絵本のカックンからはじめてみませんか。
西野真由美

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