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銀の鈴社は、〈花や動物、子供たちがすくすく育つこと〉を願って活動しています

心と物を届けるために

東日本大震災支援、小さな会社ですが、小さいなりにがんばっています。
手作りバッグや、本の支援。
ご自身も被災されながら、移動図書館を準備しているという方や、理事長、園長ご夫妻が行方不明の幼稚園への支援など。
そこの園児は先生方の誘導で全員無事。
最後まで残っていた責任者のご夫妻が、津波にのまれてしまったそうです。
コツコツと、でも確実にと動いていると、思いがけない大きな流れに合流することもあります。
善意が波紋のように広がって、小さなせせらぎが、いつのまにか、大河になっていくように。
でも、大きいことは、例外をつくれない、ということでもあるんですね。
確かに、例外へ対処するのは手間がかかるし、効率の悪いことなのだから、いたしかたないことなのでしょう。
小さな会社で、臨機応変の小回りだけが取り柄のように、それでも、後悔のないよう、前を向いて歩いてきました。
世の中って、難しいなぁ。
つい、ため息をつきそうになるけれど。
いやいや、まだまだ。
ひとしずくの水でさえ、時間をかければ、岩をも穿つことがある。
「ため息をつくとね、幸せが逃げちゃうんだって」
かつて幼い息子に言われてから、ため息をご法度にしてきた私です。
小さいなりのチョコチョコ一歩でも、俯かないで進んで行こう!
誕生日を目前に、あらためて心の鈴をふりながら、その鈴の音に耳を澄ます私なのでした。
西野真由美

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