skip to Main Content

銀の鈴社は、〈花や動物、子供たちがすくすく育つこと〉を願って活動しています

第43回解釈学会全国大会◯西野真由美の社長ブログ

第43回解釈学会全国大会が、昨日、盛会のうちに終了しました。
解釈学会は、阿見みどりの父、万葉学者の山口正が創設した学会。
私も、微力ながら、常任委員としてお手伝いをしております。
今夏の会場校は、立命館大学。
一昨年の同志社女子大学、昨年の皇學館大学に続く、関西での全国大会でした。
古典から近代文学、国語学や国語教育の研究発表が、2会場で終日繰り広げられ、全国各地からこられた多くの参加者が、研究発表や講演を、熱心に聴いておられました。
今年の解釈学会賞は、韓国の研究者。
その方の『蜻蛉日記』の韓国語訳は、かの地で、たいへんな人気を得ておられるとか。
授賞式でのお話に、文化交流からの国際理解が、平和の基盤になっていくと、心を強くしました。
懇親会にもたくさんのご参加を得て、和やかに、またあちらこちらで、発表内容についてさらなる言及があったりと、学会らしい、嬉しい懇親会でした。
これもひとえに会場校の先生、院生、学部生のみなさまの献身的なご尽力と、参加者のみなさまのおかげです。
来夏は、北海道教育大学釧路校。
国文学や国語教育の研究誌が次々と休刊される昨今。
真面目に学問へむかう方々の大切な場として、解釈学会の使命の重さを痛感しています。
西野真由美

Back To Top