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銀の鈴社は、〈花や動物、子供たちがすくすく育つこと〉を願って活動しています

野の花ツアー 海外編 終了    阿見みどり

第15回 6月18日から25日 アンコール/スイスのちいさな村ミューレン 5連泊
15~20人ほどの テーマのあるツアーが無事終了しました。
私自身が後期高齢にはいったことが一番の理由です。まだまだとリピーターのかたがたの惜しむ声をふりきって 有終の美をなどと宣言したのです。
始めることより続いたことを閉じるほうがどんなに勇気がいるか 大小さまざまな場面で体験したことでした。
多くの方の胸に、たくさんのやさしく美しい心の宝のページが納まって よかったと感謝です。ありがとうございました。
おかげさまで7月22日は、長年の編集の仕事で「児童文化功労賞」を頂きその祝賀会を開いていただく幸せものです。その日のために養生しながら日々の編集の仕事や野の花画家としての楽しい時間をたいせつにしてまいります。
昨日は8月6、7、8、9日の八幡宮ぼんぼりまつりに万葉野の花『夕影草』を寄進してきました。
笠女郎(かさのいらつめ)が大伴家持への恋心を詠んだ美しい和歌で、この『夕影草』はこのとき生まれた造語です。
暮れなずむ夕方の風景に 徐々にシルエットになっていく草花の姿です。私はこの言葉を後世につたえていきたいと思います。美しい言葉です。ネオンの明るい街では通用しなくても、たいせつな人の暮らし方を示唆している深い言葉です。
万葉の歌には、今の私たちが気づかない、忘れそうなたいせつなことがらを内包しています。
そこが魅力のひとつです。
今を生きる人びとの想いだけでなく、万葉びとや野の花たちからのメッセージも、私はこつこつと掘り起こしてまいります。

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