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銀の鈴社は、〈花や動物、子供たちがすくすく育つこと〉を願って活動しています

佐助庵の今日の庭

2019年12月17日の佐助庵の庭

11月初旬からいち早くさきはじめた玄関の椿、西王母。

今年も、阿見の原画展の初日から一輪挿しに首を傾げて、優しく入り口でお客さまをお迎えしてくれました。

西王母の名は、中国の神話にある仙女に由来するとか。

侘助の一種で、ひかえめに花びらをすぼめて咲く姿は乙女のようです。

庭の奥には白い優雅な侘助が、12月に入ってから咲き始めました。

どちらも茶花の代表だけあって、侘び寂びの風情を醸し出しています。この白い侘助はかなり大きな木ですが、去る9月18日の豪雨台風で根こそぎ倒れ、お花やさんに養生してもらい、つっかえ棒で元の位置におさまりました。

苔むした石灯籠の周辺には、10両、100両、万両の実が少し赤味を帯びてきたところです。

その陰に、雪おこしが花の出番を待ってます。一名クリスマスローズというのに、なぜか咲く時期は春先なのですね。

斜面には所狭しと白とピンクのさざんかが真っ盛り。玄関の門にもあるこのさざんかはあまりにたくさん咲き続けるので、毎朝階段のお掃除がひと仕事。先日、由比ヶ浜通りの古い荒物屋さんで、小さな竹の熊手箒を買って、少し楽になりました。

その上に目をやると古木の十月桜が、まだかわいく咲き継いでくれて… 今年は休憩の年らしく去年の、あたりをピンク色に染めた華やかさはなくて、目を凝らしてひとつ、ふたつと数える感じです。

そろそろメジロ籠をかけましょう。

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