西野真由美の社長ブログ◯『緑のふんすい』
『緑のふんすい』藤本美智子詩・絵(ジュニアポエムNo.206)が刊行されました。
春になって、一気に萌え出す山の木々。
まばゆいばかりの、色とりどりの緑の山。
タイトル詩「緑のふんすい」で作者は、
「あたたかくなって
いっきに
緑のふんすい
ふきだした」
とうたいます。
そして、
「おひさまと雨が
こうたいで
おうえんするもので
しゅっしゅる しゅっしゅる
ふきだすよ」
と、エネルギッシュな緑の山を、緑のふんすいに見立てるのです。
春の山には、赤ちゃんや子どもと同じ、グングンと育ちゆくもののエネルギーがあふれています。
藤本美智子さんは、そのはじけるような熱い力を、勢いよく吹き上げる、ふんすいに感じたのです。
「緑のふんすい」は、やさしい言葉で、春の山の緑の力を、存分に表現した作品。
他に、一行詩や、風(ふうさん)と名付けた犬との暮らし、季節のうつろいを捉えた作品等、たくさん収載しました。
西野真由美