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銀の鈴社は、〈花や動物、子供たちがすくすく育つこと〉を願って活動しています

『ひとりぽっちの子クジラ』○西野真由美の社長ブログ

柏木恵美子詩集ひとりぽっちの子クジラ』(ジュニアポエムNo.216)のご紹介です。
九州でながく詩作を続けてこられている柏木恵美子さんは、ジュニアポエム3作目。
『花のなかの先生』(ジュニアポエムNo.93)武田淑子:絵
『雨のシロホン』(ジュニアポエムNo.138)高田三郎:絵
今回の『ひとりぽっちの子クジラ』は、
十二干をはじめとして動物の登場も多い、楽しい詩集。
絵は、吉野晃希男さん。
ふんだんな挿画のおかげで、詩の絵本のようにも味わえる詩集になりました。
表題の「ひとりぽっちの子クジラ」は、
先年、日本海で迷ったクジラたちを助けようとした山口県の方たちの新聞記事を読み、
生まれた作品だそうです。
3ページにわたる詩の最後、5連目は、以下のように結ばれています。
ひとりぽっちの子クジラ
           柏木恵美子
・・・(略)・・・
さようなら とうさん
さようなら かあさん
ぼくは ぼくの海に
つよく生きる
3.11.の大震災で被害を受けられた多くの方への、
願いのこもった終連とも感じられます。
西野真由美

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