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銀の鈴社は、〈花や動物、子供たちがすくすく育つこと〉を願って活動しています

瑞泉寺のアジサイ

晩年は鎌倉に住む方丈の庵でいいのと君に応えき

亡き夫も好きだったこの静寂の佇まい。私はこんな言葉を呟いて。

夢窓国師の修行地

ウグイスが自慢の声で歓待してくれました。昨日の大雨を忘れさせる境内の行き届いた清掃。樹木の中で作業中の庭師さんにねぎらいの声かけをすると、そうかい 俺ひとりでやってんだよ とうれしそう。

心の奥まで清らかな空気をいただく。

今日のひとコマ

アジサイが花盛り

鎌倉に似合う花です。

先日は大船フラワーセンターの山アジサイ展を楽しんで、昨日は光則寺、御霊神社の山アジサイを堪能しました。

万葉野の花庵のアジサイも美しく、切り花はアトリエの主になって元気をくれてます。

光則寺の小さな命にはわが家の歴代のわんちゃんたちが眠ってます。その門番の孔雀のクーちゃん。珍しくご機嫌でサービスしてくれました。

光則寺のアジサイ

庭のアジサイ

今日の万葉野の花庵

ワクワク、花の絵の時間 気づいたら外は暗い

万葉随想 ①
万葉表記
漢字の音や訓で表現する万葉仮名は語呂合わせの元祖。私は中学時代放課後に黒板を使って、数人で万葉仮名ゴッコをして遊びました。
例えば、「道」153例、141首もあるという。(「万葉集の読み方」扇野聖史著)
用字としては 道 路 径 美知の4種
移動することを目的にする「道」それは、遠くに行くとき「旅」になる。旅は、未知の世界への憧れや感動、美しい発見を秘めています。「美知」と当て字を使って、漢字は感字として万葉びとは楽しんだ気がします。

山藤が降りてきました

窓からガラス越しの山藤

お隣の屋根の上にみごとな山藤が!

森のてっぺんからじわじわとこんなにのびて咲いてます。

今年はこの源氏山や周りの小山も、桜に続いて山藤を楽しみました。

気候温暖で急に拡がってきたのでしょうか。

山藤は山を荒らすというので、少し心配。

庭の花たちを摘んでたいせつに花籠にしました。

86歳の手習い

目標の「絵巻万葉ものがたり」がなんとかかたちになって、次の誕生日を迎えました。

さぁ、これからは自由に気楽に! といっても生来、自分に課すものがないとグータラ坂を転がり落ちるのが見えてます。

すこし前向きの楽しい時間を と思い巡らすと、最近は花のスケッチしながら万葉調の短歌が湧いてくる私。そうだ、少し勉強しよう! 前からのぞんで時間がなくて諦めかけていた心の花鎌倉支部に電話して入会希望を伝えると、気持ちよく受け入れていただく。

年の初めのスタートで、昨日は早くも3回目の月例歌会。

新入生の気分で緊張する。

1人一首提出。たどたどししい私の詠歌

天と地をつないでくれる雨の音君のギターが聴こえてくるよ  (夫30回忌に)

師の添削

天と地をつなぐ☆☆の雨の音君のギターの**☆は真冬とか 時期を

*はショパンとかノクターンとか

イメージしやすい工夫がほしい と。

さっそく修正

天と地をつなぐ真冬の雨の音君のギターの古賀メロディ

三十一文字のなかでイメージをより鮮やかにと推敲する学びの日でした。

阿見ブログ復活!

スマホのバージョンアップで操作がついていけず、心ならずも途絶えてしまいました。

孫に泣きついてやっと復活。万葉野の花庵の庭、四季折々の写真をアップしたいと思いました。

あっ、できました。今日の万葉野の花庵の姿です。

紫色のコヨメナ、その上に大手毬が緑色からいよいよ白く華やかに変わり始めました。

ついこの間までクロフネツツジが美しく彩ってくれました。

秋の妙本寺展延期のお知らせ

なかなか静まらないコロナ禍モード。
ぼんぼり祭りに奉納して身近な鶴岡八幡宮さん、秋の実朝祭などの例大祭はうちうちでとのお知らせを受けて、一晩考えました。
朝のミーティングに妙本寺展のことを問題提起しました。
妙本寺さんや遠くからおいでくださる方々に万一のご迷惑になっては本末転倒、中止延期の勇気を最優先にすべきとの結論に達しました。
改めての告知に先立って、ここに秋のスケジュールの変更をお伝えします。
平穏が戻ったとき、安心してのお披露目を目指して、その時ご来場くださる方に丁寧な説明、解説ができるよう、口下手な頭の整理にこれからの時間を使いたいと思います。
なお、絵本『絵巻 万葉ものがたり』は、予定通り10月中に刊行の予定です。

阿見みどり

絵巻万葉ものがたり 今秋発表

万葉集の4500余の中から、先人の評価と私の感性のもの差しで1000ほど選び、さらにテーマを 分類して万葉の世界が表現できるように100首に絞り、全四巻上下、8軸の蒔絵に仕立てました。

流れるような絵を追いながら、私たちのはるかな先祖の世界を、歌を手がかりに散策できる趣向です。

Z世代の活躍する今、その真逆の暮らしぶりがどこまで感じとれるか、だからこそあえて提示したいのです。

例えば、「早送りで映画鑑賞」の反対側にある、万葉集の「夕影草の歌」

わが屋戸の夕影草の白露の消ぬがにもとな思ほゆるかも   笠女郎 巻4-594

わが家の庭の夕影草に光る白露のように、心も消えてしまいそうにあなたのことを想っています。

日暮れも待ち遠しく彼が来るのを軒先でひたすら待つ女性の姿。やがて日が沈み、庭の草花は夕闇の中にシルエットになって、白露が消えるまで見届けて待つひたむきな心。想像してみてください。その時間のなんと愛に満ち溢れた豊かな世界。 人の心の感情のヒダは、いまも昔も変わらないと思うのです。その心のヒダは、日本人の特性と思うのです。

私はこの心のヒダにこだわります。人生の潤滑油と思います。

注) 襞(ひだ)」は、衣服(の布地)や紙などを折りたたんで付けた折り目のことで、通常は一つではなく、幾つも折り目を重ねて作ります。女性のスカートで、立体感を出すために襞を入れたものを「プリーツスカート」といいます。このように布地を加工すると、外から見えている部分と隠れて見えない部分が出てきます。これを人の心にたとえて、見えている=他人に分かっている性格や考え方だけからは生まれてこないような複雑な心の動き、隠れた思いが作る感情のニュアンスといったものを「心理のひだ」といいます。

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