アートグッズの営業スタート?
野の花アートを出版の隣にかかげたアートの事業が始まって、はや30年?数えるのももどかしい年数。
盛岡の深沢紅子美術館立ち上げにひと役かってほしいとの深沢家からの話から、尊敬する紅子先生のためならできることはなんでも!と、無謀な想い入れだけのスタートでした。
たくさんのハードルがありました。当時のことを考えるとせつなくて、ずっと封印していました。なんとか美術館もスタートして志しは達成できたと考えるこの頃です。ふたりの娘にはずいぶん面倒かけてしまいました。
信じるものは救われるーそんな流れの中で、考えもしなかった今の万葉野の花アートが芽吹きました。
万葉学者の父、山口正の香典返しの添えものとして形になった阿見の一筆箋。父とやりかけていたミッション、「野の花に寄り添った万葉の歌散歩」のファイルから出来上がっていた数枚をアートグッズ一筆箋にしたのでした。
その初期の頃から、ずっとショップコーナーをつくってくださっている小杉放庵美術館の担当の方に、ご挨拶にいくのが目的の奥日光の旅をしました。
6月末から2泊3日。ひ孫と四世代の小さな旅。宿泊は20年前、何回か野の花スケッチツアーでお世話になった国民休暇村です。
そのとき寄贈した銀の鈴社のジュニアポエムシリーズが、しっかり二階のきれいなライブラリーに鎮座していて、懐かしいふるさとに帰った感じでした。
コロナに負けずにがんばった様子の、館内もスタッフも行き届いていて、お料理もおもてなしが伝わる内容でホッとしました。
2日目はひ孫優先で日光さる軍団。熱心なスタッフとお猿さんたち、ここの努力も感動でした。
帰途は益子焼見学、笠間焼体験、土浦のお墓参りと充実した有意義な旅でした。
今日、さっそく小杉放庵から注文。そして、休暇村もアートグッズのコーナーをつくってくださるとのうれしい電話が入りました。
世界の文化遺産として認知されてるようにとの気の長い取り組み「万葉集の普及」。小さな一歩の旅でした。
最後、お墓参りのお花を買いに寄った笠間の道の駅で、花の鉢が超安価。桔梗、河原撫子、ニンジンボク、節黒仙翁、、、自分へのおみやげ! 万葉野の花庵で根付いてくれますように♪