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銀の鈴社は、〈花や動物、子供たちがすくすく育つこと〉を願って活動しています

『虹の糸でんわ』日本児童ペンクラブ編著○西野真由美の社長ブログ

『虹の糸でんわ』日本児童ペンクラブ編著/重光昌子・表紙絵のご紹介です。
表題作の詩「虹の糸でんわ」をはじめとする詩作品5編
短編童話11編
エッセイ5編を収載した、プリズムのように多色にきらめく1冊。
子どもと、子どもの心を忘れられない大人たちへ贈る本。
日本児童ペンクラブについては、顧問の漆原智良先生のまえがきを抜粋します。
本会は、1971年に東京の学士会館で発足式が行なわれてから、満40周年の記念すべき年にあたります。
本会の発足までには、大宅壮一、川端康成氏らが顧問となって5年間の準備期間を置きました。その間に、文化人、作家、詩人、画家、編集者、教育者など、さまざまな活動の場から多くの文化人が集ってきました。
そして、初代会長に二反長半(にたんおさ・なかば)氏を迎え「平和と児童文化の振興を願って」を目標に発足したのです。
その後、今日まで、「児童書の刊行」「各種団体との交流」「講演会」「児童文化賞の共催」など、幅白い活動をつづけてきました。
(日本児童ペンクラブ顧問 漆原智良氏まえがきより抜粋)
奇しくも同じ40年を迎えた川端康成学会の発足に、
深くかかわってきた祖父や両親とのご縁も感じての刊行です。
西野真由美

『扉をあけると。 キサモヨトジボ ふしぎなじゅもん』○西野真由美の社長ブログ

扉をあけると。 キサモヨトジボ ふしぎなじゅもんは、
日本児童文芸家協会所沢市部「紙ひこうき」の同人誌「紙ひこうき」10号を記念しての発刊。
7編の短編童話集です。
ひとつ ふたつ 扉をあける
「これは夢かしら?
夢ならすぐにさめるはず。でも・・・・・・」
扉は まるで 合わせ鏡のなかの迷路
どこまでも 果てしなく続く
キ・サ・モ・ヨ・ト・ジ・ボ
となえてごらん ふしぎなじゅもん
あきらめないで
負けないで
きっと 光がみえるから!    ・・・・・・・・まえがきより
小学校低学年から読めるように、漢字にはすべてふり仮名を付しています。
元気のでるお話や、うっとりするような物語。
あれ? ぼくにも起こるかも・・・というような。
ふしぎなじゅもんをとなえながら扉をあけると。
さぁ、はじまり、はじまり。
西野真由美

『ひとりぽっちの子クジラ』○西野真由美の社長ブログ

柏木恵美子詩集ひとりぽっちの子クジラ』(ジュニアポエムNo.216)のご紹介です。
九州でながく詩作を続けてこられている柏木恵美子さんは、ジュニアポエム3作目。
『花のなかの先生』(ジュニアポエムNo.93)武田淑子:絵
『雨のシロホン』(ジュニアポエムNo.138)高田三郎:絵
今回の『ひとりぽっちの子クジラ』は、
十二干をはじめとして動物の登場も多い、楽しい詩集。
絵は、吉野晃希男さん。
ふんだんな挿画のおかげで、詩の絵本のようにも味わえる詩集になりました。
表題の「ひとりぽっちの子クジラ」は、
先年、日本海で迷ったクジラたちを助けようとした山口県の方たちの新聞記事を読み、
生まれた作品だそうです。
3ページにわたる詩の最後、5連目は、以下のように結ばれています。
ひとりぽっちの子クジラ
           柏木恵美子
・・・(略)・・・
さようなら とうさん
さようなら かあさん
ぼくは ぼくの海に
つよく生きる
3.11.の大震災で被害を受けられた多くの方への、
願いのこもった終連とも感じられます。
西野真由美

川端文学への視界No.26 年報2011○西野真由美の社長ブログ

川端文学への視界No.26 年報2011のご紹介です。
本書は1984年から継続している、川端文学研究会の機関誌年報。
日本初のノーベル文学賞受賞作家、川端康成の文学研究を一望できる貴重な年報。
川端文学研究会は、このほど創設40周年を期して、川端康成学会と名称を変更。
新名称での機関誌1号となります。
羽鳥徹哉会長の巻頭随筆からはじまる本書には、意欲的な研究論文7編の他、
川端関連の各種資料や文学碑の紹介、
川端関係の書評や、研究展望、川端康成研究文献目録等々が満載です。
各大学の図書館や国文研究室はもちろん、生涯学習の道しるべとして、
川端作品に魅せられた方々必見の書となっています。
川端康成学会への入会案内も載っています。
美しい日本の言葉、美しい日本を描写した川端作品を、
アカデミックに味わってみませんか?
西野真由美

第14回海外野の花ツアー ドロミテのエーデルワイス○西野真由美の社長ブログ


7月8日(金)~15(金)、北イタリアのドロミテ山脈へ行ってきました。
ガルディーナの谷に6連泊の野の花ツアーです。
写真は、ホテル近くのハイキングコースで出会ったエーデルワイス2輪。
現地ガイドのアルビンさんは、スティーブ・マックイーンによく似た精悍な方。
前半の現地ガイド、ヘルマンさん同様、山歩きはもちろん、ロッククライミングやスキーのインストラクターでもある猛者なのに、野の花をみつけては喜ぶ私たちのため、可憐な花々や喜びそうな花々をたくさんご案内してくださいました。
添乗員の自然大好きIT青年、小口さんを含んで総勢19名の、それは楽しい夢のような8日間。
阿見みどりはもちろん、ご参加のみなさんも、写真を撮ったりスケッチしたり。
6連泊というゆったりツアーも瞬く間に過ぎ、猛暑の日本で、花々を思いながら机に向かっています。
言葉のスケッチ                 西野真由美
<ドロミテにて>
天地に抱かれそよぐ野の花に 生かされる身のありがたさを知る
ドロミテの切りたちそびえる岩肌に ひれ伏し登る人影の点
ドロミテの大地に頑と置かれたる 巨大なテーブルにかかる白雲
<南チロル、オルティセイの祭にて>
石畳響く子どもの「ブラビー!」に 民族衣装と笑顔がゆれる

トップページをリニューアルしました!○西野真由美の社長ブログ

銀の鈴社のトップページ左上が、ガラッとかわりました。
 
今、ご覧いただいているのは、今春から使用されている各社の教科書に採用されている、銀の鈴社発行のポエムたちです。
 
学習指導要領が改訂され、今春から教科書が大幅にかわりました。
 
簡単な使い方をご案内します。
 
1:画面を大きくしてみたい時
画面いっぱいに大きくしてご覧になりたい時には、見開きの開いたページ上に、カーソルを合わせます。
グレーで、いくつかの表示があらわれます。
その表示の、右上に出てきた四角いマークをクリック。
元に戻したい時には、キーボード左上のEscを押します。
 
2:ページをめくりたい時
(1)次のページへ進みたい時
見開きページの、右ページをクリック。
 (2)前のページに戻りたい時
    見開きページの、左ページをクリック。
 
子どもたちが教科書を通して出会うポエムたち。
 
さあ、あなたも豊かなポエムの世界を楽しんでくださいませ。
 
西野真由美

『すずめの木笛』○西野真由美の社長ブログ

渡邊るり子さんの2作目『すずめの木笛』ができました。
初恋とは気づかないほどの淡い恋。
第2次世界大戦の終戦前後を舞台とした、昭和の「たけくらべ」ともいえる、ほのかな恋のものがたりです。
山中冬児先生の描く、恥じらいのある少女の表紙も印象的です。
自然を相手に遊ぶ日々。
川原の土手近くにある大きな椎の木。
その枝打ちされていくつもできた大きなこぶと、川原の砂をつかう精米所ごっこ。
食事係の兵隊さんがわけてくれた、特大黒いにぎりめし。
兵隊さんは、主人公ふみ子や由純(よしずみ)と同い年くらいの子どもを故郷へのこしてきているという。
終戦前後の子どもの世界。
初めて異性を意識し始める芽生えの季節が、戦争による食糧難や豊かな自然、
村のお祭りを通して、静かに描出された作品。
初版からわずか1年で重版となった処女作『友ちゃんと砂糖、そして・・・』同様、著者の実体験に基づく本書は、いぶし銀の真実がしっかり詰まった一冊です。
西野真由美

今年の日本童謡賞◯西野真由美の社長ブログ

佐藤雅子 詩/佐藤太清 画 『こもりうたのように  美しい日本の12ヶ月』が、今年の日本童謡賞に決まりました。
日本童謡協会から、授賞式のご案内が届いたのです。
久々の明るいニュース。
本当に嬉しい、誉なニュースです。
この詩画集は、じつは他の賞でも有力候補だったとか。
そちらの賞は惜しくも逃しましたが、大きな大きな、日本童謡賞をいただくことができました。
日本人の美意識。
日本の四季を五感で感じ、表現した父娘の詩画集は、本物の重量感で、静かに語りかけてきます。
西野真由美

鎌倉発の支援活動:手づくりバッグ編◯西野真由美の社長ブログ

鎌倉から被災地へ支援活動へ行かれる方へも、手づくりバッグを託しています。
被災者の方々へ、手渡しで届けてくださるからです。
先日、鎌倉子育てガイドの入江麻理子(CanCan)さんが、手づくりバッグを持って、石巻へ泥かき支援に行かれました。
入江麻理子(CanCan)さんのレポートには、手づくりバッグを持っている子どもたちの写真もあります。
また、被災者の方から御礼メールまでいただきました。
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被災地より
私は 宮城県石巻市に住んでいます。今回の震災で 甚大な被害を受けた沿岸に住んでおりました。
今日 避難所に そちらのボランティアの方がお見えになり、『何かの役に立てて欲しい』と
手作りの 手提げバックを子供達に手渡してくれました。
その中には 作って下さった方々の手紙が入っており、とても 感動いたしました。
メールでしか お返事が出来なくて、申し訳ないのですが、ひろみさん ちかさん さちえさん 確かに バック、メッセージに込められた思いを受け取りました。
ホントに ありがとうございます。
心から 感謝しております。
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鎌倉子育てガイドでは、手づくりバッグを慰問袋にして、バッグの中に、いろいろな品を入れてお渡ししています。
入江さんの報告にあった口紅の話。
余韻の残る、心にしみるお話でした。
心をこめて作ってくださった手づくりバッグ、確かにこうして、心も一緒に届けていただけたことを、ここにご報告させていただきます。
また5月1日から、酒井太郎医師が、再び南三陸町へ、医療支援へ行っておられます。
酒井先生の車にも、手づくりバッグをのせていただきました。
★オマケ:鎌倉子育てガイドでは、銀の鈴社も写真入りでご紹介くださっています。
西野真由美

手づくりバッグの途中報告5/1編◯西野真由美の社長ブログ

今日は、名取市のふたば幼稚園様へ600枚、南三陸町の戸倉小学校様へ150枚の手づくりバッグをお送りしました。
南三陸町の戸倉小学校は、登米市の廃校を利用して、まもなく再開されるのです。
殿、伊達宗弘さまのご紹介です。
1年生はそのうちの30人ほどと聞き、1年生用には3点セット(手さげ袋、体操着入れ、上履き入れ)をお届けしました。
ミミナ姫(詩人、星乃ミミナさん)には100枚。
アンパンマンの特製ポスターと一緒に、被災した施設に届けてくださいました。
自衛隊の方も手伝ってくださるそうです。
写真は、ミミナ姫からです。
お預かりしている手作りバッグは、こうしてたくさんの方の心をのせてお届けしています。
西野真由美

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