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銀の鈴社は、〈花や動物、子供たちがすくすく育つこと〉を願って活動しています

来し方をみつめて◯西野真由美の社長ブログ

今日は終戦記念日。
65年という年月に、今さらながら、語り継ぐことの大切さと責任を思います。
人間の愚かしさを学び、過ちを繰り返さないために、来し方をみつめる日。
平和な日々へ感謝し、自分に繋がる命のバトンへ思いを馳せる日。
お盆とかさなるこの日の意味を、親子で、家族で、静かに考える日にしていきたいと思います。
テレビやラジオでも、来し方をみつめさせてくれる番組がたくさんあります。
もちろん、本も。
今日を機に、そんな本を読んでみてはいかがでしょうか。
西野真由美
戦争と平和を考える本◯銀の鈴社より
絵本
はこちゃんのおひなさま
童話
友ちゃんと砂糖、そして…
泣いたゼロ戦
おなかにすんでいるパンのトゲ
『ミシン』それは宝物
わが家は三畳の倉庫から
詩集
風の記憶

『野口雨情ものがたり』◯西野真由美の社長ブログ

『野口雨情ものがたり』◯西野真由美の社長ブログ
『野口雨情ものがたり』を刊行しました。
著者は、楠木しげおさん。
童謡、少年詩、短歌をも手がけるベテランです。
今回もまた、丁寧な取材をもとに、雨情の生き方はもちろん、文学的な意味をも描きだしてくれました。
そして、子どもから大人まで、読む人に雨情の世界を静かにしっかりと伝えてくれます。
楠木さんの読みやすく、わかりやすい文章は、ロングセラーの本シリーズに、欠かせません。
茨城県の雨情生家や、雨情記念館のご協力も得て、口絵写真名所も豊富に収載。
「シャボン玉」や「赤い靴」など、今も歌われる懐かしい歌。
雨情の生涯をたどりながら、心にしみる歌の誕生に思いをはせるのもいいのではないでしょうか。
絵は、坂道なつさん。
資料を駆使して、未知の時代のノンフィクションにチャレンジしてくださいました。
古いもの、昔の風景に心惹かれると言っていた方ですが、経験のない時代を描くのは、たいへんだったと思います。
レトロな雰囲氣の中にも、キラリとひかる若々しい感性を、お楽しみください。
西野真由美

ぼんぼりまつり◯西野真由美の社長ブログ

ぼんぼりまつり 
鶴岡八幡宮のぼんぼりまつりが
終わりました。
立秋を彩る、鎌倉の風物詩。
今年も、阿見みどりは椿の絵を奉納。
八幡宮の参道、段葛を背にして右側の、社務所近くにありました。
ぼんぼりまつりは、昼と夜とで全く趣が異なります。
同じ絵なのに、お日様の光で見るぼんぼりと、ろうそくにゆらめくぼんぼりとでは、違う絵のようにさえ感じます。
まさに、一粒で二度美味しい!です。
また、タイミングがあえば、ぼんぼりの一つずつに、火をいれる巫女さんたちにも出会えます。
毎年楽しんでいらっしゃるだろう方々は、懐中電灯持参です。
ぼんぼりの下に貼られている作者名を、懐中電灯で照らしながら確認しているのです。
今日、八幡宮の方が、終了のご報告と御礼におみえになりました。
ヒグラシの声が一段と響き渡って、鎌倉は、もう秋に向かい始めました。
西野真由美

各紙で絶賛!『にわとりコッコのだいぼうけん』○西野真由美の社長ブログ

この7月1日に刊行した『にわとりコッコのだいぼうけん』が、新聞各紙で大きくご紹介いただいています!
日付順に・・・。
7/8 有明日報
7/13 熊本日日新聞
7/24 西日本新聞
7/25 読売新聞
いずれも表紙や著者の写真入り。
嬉しい大応援です!
ともえだやすこさんの3冊目になるコッコちゃん。
もみごめ、もちごめに続いて、たまごにフォーカスし、もの知りえほんの<食>を支えています。
みんなちがって みんないい
金子美鈴の詩のように、同じではないことの尊さに気づいてほしい。
そんな願いがしっかりつまった、ほんわか、あったかい絵本。
この夏休み、コッコちゃんと絵本の世界で遊びながら、
身近な食材、たまごについて、ちょっともの知りになってみませんか?
西野真由美

『春はどどど』◯西野真由美の社長ブログ

林佐知子詩集『春はどどど』(ジュニアポエムNo.207)を刊行しました。
『きょうという日』『天にまっすぐ』に続く第3詩集。
38編のポエムたちが、有形無形の命の輝きを謳いあげます。
今月のポエムコーナーでご紹介している「虹」。
〝雨の先にある
ほほえみ〟
そんな虹に出会ったような、ハッとする爽やかさを感じさせてくれる詩集です。
串田敦子さんの絵もぴったりマッチ。
読む人の心に、どうか〝どどど〟と届きますように!
西野真由美

日本童謡協会の新人賞受賞!◯西野真由美の社長ブログ

日本童謡協会新人賞受賞!◯西野真由美の社長ブログ
『空をひとりじめ』渡辺恵美子詩集が、今年の日本童謡協会新人賞を受賞しました!
7月1日は童謡の日。
鈴木三重吉が「赤い鳥」を創刊したこの日を童謡の日と決め、日本童謡協会は、毎年各賞の受賞式を開催されています。
童謡文化賞を受賞された湯山昭先生や、協会賞受賞の伊藤幹翁、こわせたまみ各先生を中心に、受賞者を囲んでの歌なども披露され、華やかで楽しい受賞式でした。
渡辺恵美子さんも、新人賞受賞者らしい、初々しいご挨拶で、感謝と今後への決意を述べておられました。
本詩集をかわいい絵で彩ってくださった、画家のつるみゆきさんも駆けつけてくださって、渡辺恵美子さんの新たな一歩をお祝いした夜でした。
西野真由美

よりともサッカークラブ40周年記念誌○西野真由美の社長ブログ


銀の鈴社の古民家社屋は、鎌倉の鶴岡八幡宮のすぐ近く。
自治会の名前は、大蔵自治会。
商店会の名前は、大蔵頼朝商店会。
大蔵という名は、この辺りに鎌倉時代の大蔵幕府(頼朝から実朝までの3代)があったからだとか。
よりともサッカークラブは、地元の少年サッカークラブ。
その40周年記念誌の作成をお手伝いしました。
よりともサッカークラブは、地域のボランティアにより運営されています。
創立当時、サッカークラブはいずれも小学校を母体として誕生していました。
学校母体ではなく、地域のボランティアによる運営というスタイルは、先駆というべきものだったようです。
人は、体験を積み重ねて学習し、成長します。
その感覚が鋭敏な子どもの頃に、サッカークラブを通して会得するたくさんの経験。
子どもを見守る親もまた、そこで子どもと自身の成長を感じます。
画面を通した疑似体験で、わかった気になってしまう現代。
五感をフルに響かせて経験する機会は、自分から飛び込まなければ得られにくくなっています。
周りの大人がちょっと深呼吸して、一緒に楽しむくらいのゆとり。
なかなか難しいのでしょうが、新しい世界が広がりますよ。
コーチたちの情熱に支えられているサッカークラブが、その貴重な機会ともなっているんだと感じます。
かくいう息子も、少年サッカークラブでお世話になりました。
5年生で転校してからなので2年弱でしたが、中学の部活でも一緒の仲間が多く、成人した今でもその付き合いは続いています。
週末ごとに応援に興じていた母たちも。
異年齢の母たちですが、いまだに年数回集まっています。
西野真由美

『もうひとつの赤ずきんちゃん』絵本原画展が読売新聞(2010年6月26日)で紹介されました!

『もうひとつの赤ずきんちゃん』絵本原画展が、6月26日(土)の読売新聞夕刊に、カラーでご紹介いただきました。
今回は、前期と後期に会期をわけ、絵本の原画すべてをご覧いただけるようにしました。
   前期:6月17日(木)~7月13日(火)
   後期:7月17日(土)~8月8日(日)
       10:00~17:00(水曜定休)
ギャラリーに入った途端、その色の美しさにみとれてしまう原画展です。
会場には原画をアレンジしたタペストリーや、白木のオブジェも。
色と形のハーモニー。
「きれい!」と感じる色の世界。
感じるままに身をゆだねてみる心地よさ。
敬遠しがちな抽象画ですが、難しく構える必要はありません。
世界中で愛されている「赤ずきんちゃん」。
『もうひとつの赤ずきんちゃん』は、物語のラストを、作者の西川律子さんがオリジナル作品に衣替えし、抽象画で表現した絵本です。ちょうど新聞に記事が掲載された昨日、銀の鈴サロンで、「ぬりえで楽しむ赤ずきんちゃん」をおこないました。
札幌からおいでくださった西川さんを囲み、本書誕生の背景を伺いながら絵本を読んで、さぁ、いよいよ<ぬり絵タイム>です。
小さなお子さんから大人まで、色鉛筆を握りしめながら、自分の感じた色でぬっていきます。
風って何色?
おかあさんって、どんな色?
感じたままの色を選んで、ぬりかたもまた、人それぞれ。
みんな違って、みんないい!
雨の中、きてくださったみなさん、ありがとうございました。
西野真由美

『にわとりコッコのだいぼうけん』○西野真由美の社長ブログ

もの知りえほん『にわとりコッコのだいぼうけん』(ともえだやすこ作・絵)が誕生しました。
『もみごめぼうやのだいへんしん』『もちごめちゃんのだいかつやく』に続く、友枝さんの3作目。
今度は、たまごとにわとりです。
たまごから孵ったひよこは、すくすくと育ちます。
名前はコッコちゃん。
もう、たまごもうめる大人です。
ある日、コッコちゃんは森へ散歩へ行き、いろいろな鳥に出会います。
長い立派な尾を持つ尾長鳥。
目の覚めるような美しい羽根のクジャク。
片足で立つフラミンゴに、きれいな声で鳴くウグイス。
白鳥は湖をスイスイ泳ぎ、小鳥の群れは楽しそうに大空を羽ばたいています。
「わたしって なんにもできない にわとり」
悲しむコッコちゃんに、雄鶏のコッケくんが励まします。
「きみの うんだ たまごは にほんじゅうで かつやくしているんだよ」
もの知りコーナーでは、たまごや様々な鳥についてのミニ知識をゲット!
たまご焼きやオムレツはもちろん、アイスクリームやマヨネーズにも欠かせないたまご。
啐啄(そったく)という言葉にも生きている、たまごとにわとり。
人の暮らしに欠かせない大切な存在に、あらためて感謝です。
表紙のコッコちゃんは、たまごの殻を彩色しています。
真っ赤な旗を振りながら闊歩するコッコちゃん。
自信とは、自分で自分のよさを認めるところから。
他を羨むのではなく、己に授かっている能力に気づき、最大限にいかすこと。
コッコちゃんをとおして自分の魅力に気づき、充実した輝く日々をおくる人が増えることを願っています。
☆「啐啄(そったく)」
意味は、機を得て両者相応ずること。ちょうどよい時期にあたること。
難しい漢字ですが、それぞれの文字には次の意味があります。
啐(そつ):鶏卵が孵る時、ひなが殻の内側から鳴く声。
啄(たく):母鶏が外から殻をついばむこと。
かつて長谷川泉先生が、お便りに同封してくださった色紙の言葉です。
長谷川泉先生(故人)は、実業家(医学書院の社長)と文学者とを両立されたスーパーマン。
解釈学会の会員で、森鴎外記念館館長、川端文学研究会前会長でもあった方です。
西野真由美

川端文学研究会◯西野真由美の社長ブログ

川端文学研究会◯西野真由美の社長ブログ
川端文学研究会の今年の年報ができました。
『川端文学への視界No.25  年報2010』(定価2625円)です。
編集ご担当の先生方は、ホッとなさっておられるでしょう。
今年は、会創立から40年の節目の年。
その記念すべき大会は、今日、6月27日日曜日に、二松学舎大学で開催されます。
川場康成氏がご存命の頃から発足している川端文学研究会。
発足準備の実務を担っておられた若き研究者の方々と、毎夜熱く語り合っていた父や祖父。
子どもだった私にも、その情熱が伝わってきたものでした。
そして、その情熱は今も変わりありません。
羽鳥徹哉会長のもと、川端文学をこよなく愛する方々が、各地から集っています。
川端文学研究会創立40年、
  おめでとうございます!
川端文学研究会は、どなたでもご入会いただけます。
年会費5000円。
会員には年報をお送りしますし、研究会の活動や、年報への投稿に参加できます。
お問い合わせは、銀の鈴社まで。

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