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銀の鈴社は、〈花や動物、子供たちがすくすく育つこと〉を願って活動しています

鎌倉、鶴岡八幡宮での合同祈願祭◯西野真由美の社長ブログ

長い長い一ヶ月でした。
東日本大震災から一ヶ月。
鶴岡八幡宮で、鎌倉中の宗派を超えた合同祈願祭が行われます。
大銀杏のひこばえの如く、いのち輝く復興の若芽がぐんぐん芽吹き、育ちゆくよう、私もこの地から復興という若芽の逞しい成長と、亡くなった方々のご冥福をお祈りします。
下記は、鶴岡八幡宮ホームページからの抜粋です。
追記:段葛の桜は満開。
鶴岡八幡宮の牡丹園では、源氏池に映る桜と牡丹も堪能できます。
ハネズはシベを躍らせ、その根方では、タチツボスミレが笹に隠れるように揺れていました。
西野真由美
東北地方太平洋沖地震追善供養 復興祈願祭
3月11日の東北地方太平洋沖地震は、我が国にとって正に未曾有の大災害となりました。多くの尊い命が失われた上、大津波、加えて原子力発電所の事故により避難を余儀なくされた被災者の方々は、現在数十万人にも及んでおり、日本は大変な国難に直面しています。かつて、鎌倉に幕府がおかれていた時代、国難に際して社寺がまとまり、乗り越えるための御祈願が執り行われておりました。いま、歴史を経てふたたび、神道、仏教、キリスト教の宗旨・宗派を超えて、鎌倉の宗教者が結集して合同祈願祭を執り行うことに致しました。この大地震のちょうど一年前、当宮の御神木、樹齢1000年の大銀杏が突然倒伏しました。大変悲しい出来事でしたが、日本全国からの励ましの声と共に、今は残された根元から多くの新芽が未来に向かって力強く成長を続けています。犠牲者を哀悼し、日常生活を奪われている被災者の皆様に思いを寄せ、鎌倉中の宗教者たちが心を一つに祈りを捧げ、被災地のみならず、日本中に「復興の芽」が力強く育つことを切に願っております。お時間の許す限りご参列下されば幸いです。
【日時】平成23年4月11日(月)午後2時30分より
【場所】鶴岡八幡宮 舞殿

銀の鈴ギャラリー東日本大震災被災者支援展◯西野真由美の社長ブログ

4月9日から5月3日までの展示です。(水曜定休)
一年ほど前から準備をし、ようやく刊行した絵本“>『ヤギのいる学校  つながるいのちの輪』
著者の今井明夫先生は、早速、被災者支援活動を始められました。
この絵本の売上の三分の一、1冊につき500円を被災者支援の募金に充てるという活動です。
共鳴した阿見みどりと銀の鈴社も、被災した子ども達へ、今井先生を通して絵本の寄贈することに。
そんな時に、ご近所の酒井太郎医師が、南三陸町へ行かれたことを知りました。
酒井先生の奮闘ぶりが、NHKスペシャル(3/27)や読売新聞紙上(3/26)で報道されたのです。
たまたま酒井先生の診療を受けていた私は、先生から直接お話を伺いました。
避難所には避難していない、できない家庭にいる人々の孤立状況の酷さ、避難所の過酷な現実とともに、たまたま持参した、湘南の伝統工芸、片瀬こまが、避難所の子ども達にとても喜ばれたというお話と、酒井太郎医師の、「帰ってきた僕にできることは、とにかく伝えることだと思う」という言葉に胸をうたれました。
そして、「被災地の新1年生に手作りバッグを!」という支援活動など。
いくつもの心の輪が、いつのまにかつながっていたのです。
『ヤギのいる学校』は、中越地震で、避難所になった小学校で飼われていたヤギが主人公の絵本です。
その刊行がこの大震災と重なったことは、本書に託された使命とも感じています。
当初、本書刊行にあわせて、原画と写真をと予定していた展示は、こうして急遽、被災者支援展となったのです。
会期中は、ギャラリーの売上からご購入金額に応じた金額を、募金箱へ寄付させていただきます。
今回の募金は、酒井太郎医師が診療に駆けつけられた南三陸町へ寄付させていただきます。
今井明夫先生は、近々、子ヤギを連れての被災者訪問をはじめられます。
手作りバッグも、すでに100個以上が集まりました。
近くは藤沢や千葉、遠くは八ヶ岳や京都からも、続々と届いています。
ヤギ飼育で、いのちの重みと温かさを実感した子ども達の笑顔や、片瀬こまで夢中になって遊ぶ避難所の子ども達の笑顔。
見頃を迎えたかまくらの桜を愛でながら、子ども達の笑顔に会いに、ぜひいらしてくださいね。
西野真由美

ヤギがつなぐ心の輪◯西野真由美の社長ブログ

新刊絵本『ヤギのいる学校 つながるいのちの輪』(阿見みどり・今井明夫共著)のご紹介です。
前半は絵本、後半はヤギ飼育を実践してきた、たくさんの学校の記録を収載した、もの知り絵本です。
今から一年近く前にNHKで放映された、学校教育現場でのヤギ飼育を支援しておられる今井明夫先生の情熱に、阿見みどり(銀の鈴社専属)が感銘を受けて誕生した絵本です。
前半の第一部「ヤギのしろちゃん にんきもの」は、本当にあったお話の絵本。
中越地震で避難所になった小学校。
そこで飼育されていたヤギのしろちゃんが、被災者の人々を癒していたというエピソードも収載されています。
後半の第二部は、ヤギ飼育を通し「生きる力」を育んできた数々の学校や子ども達、保護者からの報告です。
「生きる力を育む」本書の発行は、東日本大震災の最中でありました。
今井明夫さんは、早速、被災者救援募金活動を始められました。
阿見みどりと銀の鈴社一同も大きな使命を感じ、今井明夫先生を通して、被災した子どもたちへの本の寄贈活動に協力しています。
『ヤギのいる学校』が育んできた「つながるいのちの輪」。
本書が、今度は「心の輪」をつなぎはじめています。
「銀の鈴ギャラリー 東日本大震災被災者支援展」(4月9日~5月3日)と、下記のブログで、その活動の途中報告もしております。
http://yagibook.blogspot.com/
『ヤギのいる学校』が、被災した子ども達や支援者の心の輪をつなぎはじめているように、ヤギ飼育を学校教育に活用することで、自ら学び、実感しながら「生きる力」を体得していく子ども達が増え、育っていくことを願っています。
西野真由美

被災地の新1年生の子ども達に手作りバッグを!◯西野真由美の社長ブログ

私たちにできることをと、9日からギャラリーで開催する東日本大震災被災者支援展の準備をしています。
いくつかの支援があるのですが「被災地の新1年生に手作りバッグを!」というのもあります。
ご自分のお子さんや、お孫さんへ贈るような気持ちで作っていただけたら、きっと想いが伝わるでしょう。
救済活動中の助産師の方からの依頼です。
詳しくは、下記をご参照ください。
初回締切は、4月9日です。
ギャラリーでの被災者支援展は、初回締切日からなので、その後受付けたバッグは、後便でお送りします。
メッセージなどもいただけたら、きっと喜ばれると思います。
銀の鈴社に集まった手作りバッグ一人分ずつには、新1年生用の応援ポエムと銀の鈴をつけたいとも思っています。
鈴の音色とともに、手作りバッグをお届けしたいと。
ご参加を、お待ちしております。
西野真由美
被災地の新1年生の子ども達に手作りバッグを!
1  手作りバッグは一人分3種類。
    名前用の布もつけていただけると助かります。
通学バック:幅40cm×30cm    持ち手付き  
 ・シューズバック:幅18cm×26cm   持ち手付き
体操着バック[巾着袋] 紐付き: 幅30cm× 27cm         
2 送付先
  銀の鈴社へお送りください。
 〒248-0005 神奈川県鎌倉市雪ノ下3-8-33 電話0467-61-1930
  ギャラリーへのご持参も歓迎です。
    (10:00~17:00 水曜定休)    注:水曜定休   10:00~17:00
3  締切
    初回締切は、4月9日。
     以降は、当面ゴールデンウイークまで受付て、後便などの方法を考えます。
4  支援先 
宮城県助産会支部 [仙台市多賀城の子供へ] 
5  支援ルート
助産師の方とジョイセフの方が協力して、一人一人の手元にお渡し致します。
ジョイセフとは
途上国の妊産婦と女性のための国際協力機関 NPO。
今回は被災地の妊産婦と女性の支援 。
岩手 宮城 福島 茨城 青森 北海道 6道県で地元の助産師と協力しながらカウンセリング等、精神的なケアと物品の支援活動をしています。 

まけるなアオムシくん!出版祝賀会◯西野真由美の社長ブログ

まけるなアオムシくん!出版祝賀会◯西野真由美の社長ブログ
福山とも子さんの処女作『まけるなアオムシくん!』の出版祝賀会が、山形県高畠町で行われました。
福山さんは、高畠町の浜田広介記念館と縁の深い、「青鬼の会」の同人です。
一途な福山さんだから、周りのみなさんが一肌も、ふた肌も抜いじゃおうかと応援してくださるんだと、改めて実感。
福山さんのご自宅で、勤務先の学校で。
モデルのアオムシくんたちは、たくさんの方々の温かな愛情に包まれていたのです。
絵本もまたしかり。
本当に幸せな巣立ちです。
まほろばの里、高畠は、緑こい山々のシルエットを背景に、黄金色の稲穂が波打っていました。
たわわに実った林檎はいろづきはじめ、まさに豊穣の秋一色。
美しい日本の原風景と、あたたかな人々の温もりに包まれた、連休の最終日です。
西野真由美

戦前から続く鎌倉の街並みを活かして◯西野真由美の社長ブログ

梅澤典雄お話会「戦前から続く鎌倉の街並みを活かして」◯西野真由美の社長ブログ
連休中日の今日、梅澤典雄さんのお話会が開かれました。
当初、古民家らしい銀の鈴サロンを予定していましたが、あまりの暑さに、急遽銀の鈴ギャラリーに変更。
残暑の中をお運びくださった方々と、クーラーの恩恵に預かりながら、梅澤さんのお話を伺いました。
鎌倉は、関東大震災で、その殆ど(約7/6)に大きな被害を受けたそうです。
震源に近く、また津波の被害も被りました。
当時、大仏様まで波がきたとも聞いています。
銀の鈴社の社屋も、震災の4年後、昭和2年の建物。
大黒柱も廊下の梁も、通常よりずっと太くて、どっしりがっちり支えてくれています。
梅澤さんは、そんなこの家の良さを存分に大切にしながら、オフィス兼ギャラリーにサロンという、何とも欲張りなお願いを、微々たる予算で見事にかなえてくださった方。
小林比呂古さんの娘婿で、『みんななかよし』や『横須賀スケッチ』の画家さんでもあります。
お描きになる絵同様に、やわらかな物腰の梅澤さん。
東京近郊なのに、戦禍を免れることができた鎌倉の街並みの特徴からエコロジーまで、多岐に渡る豊富な話題を、資料を駆使してわかりやすくお話しくださいました。
頷きながら聴く人や、終始メモをとり続けながら聴く人。
様々な質問にも、穏やかに飄々とお答えくださる梅澤さんのお人柄がにじみ出た、和やかな初秋の充実したひとときでした。
梅澤さん、ご参加のみなさま、どうもありがとうございました。
なお、梅澤典雄さんについては、コチラをご参照くださいませ。
西野真由美

第一次南極越冬隊隊員 作間敏夫さんのお話会◯西野真由美の社長ブログ

第一次南極越冬隊 作間敏夫隊員のお話会◯西野真由美の社長ブログ
8月22日の日曜日、第一次南極越冬隊の通信ご担当だった、作間敏夫隊員のお話会を行いました。
猛暑の中なのにキャンセルもなく(キャンセル待ちだった方々、ごめんなさい)、たくさんの方々がお集りくださいました。
前日に床屋さんへ行かれたという作間さんは、涼やかな微笑みと、張りのあるよく通るお声で、当時の写真をスライドでご説明くださいました。
弊社のロングセラー絵本『こねこのタケシ  南極大冒険』は、本当にあったお話の絵本。
タロとジロで有名な第一次南極越冬隊に、犬たちと一緒に南極で越冬したネコのお話です。
作間さんは、その第一次南極越冬隊の通信担当。決してネコ係というわけではなく、ネコのタケシが作間さんを選んだそうです。
タケシは、毎夜作間さんの寝袋の襟元をこじ開けて入ってきたとか。作間さんのお腹の上が、タケシが決めた寝床だったのですね。
会場においでくださった奥様からも、当時の留守家族会の結束の様子などを伺えて、命がけで赴かれた作間さんたち越冬隊のみなさんと、その時代背景を再認識した一日でした。
貴重な写真満載のスライドは、第一次南極越冬隊隊長だった、西堀榮三郎先生ゆかりの施設、西堀榮三郎記念探検の殿堂様がご用意くださいました。
どうもありがとうございました。
西野真由美

小関秀夫詩集『風のほとり』(ジュニアポエムNo.208)○西野真由美の社長ブログ

小関秀夫さんの第二詩集『風のほとり』(ジュニアポエムNo.208)が刊行されました。
処女詩集、『風栞 (かざしおり)』(ジュニアポエムNo.61)から二十数年の時をへて、滲み出てきたポエムです。
年月をかけて何層もの濾過を経たポエムたちは、ぜひ声にだして音の響きと心地良いリズムも味わっていただきたい作品ばかり。
絹糸のように繊細な感性に溢れた本書には、詩人ならではの造語も登場します。
例えば「つぼみ菜」。
フキノトウを表現した小関さんの造語です。
絵は、野の花画家の阿見みどり。
四つの章扉が、風を伴って季節を巡ります。
  つぼみ菜
          小関秀夫
つぼみ菜 一群(ひとつ)
斜面に 一群
たいせつなもの 菜の芽のなかに
開いたそのとき
なになに出るの
空に似合った 風ですか
風に似合った 香りかな
それとも春への 語りかけ
つぼみ菜 一群
斜面に 一群
冬日つづく日
いつの日開く
   (ジュニアポエムNo.208)

国内野の花アートツアー◯西野真由美の社長ブログ

25日水曜日から三日間、国内野の花アートツアーに行ってきました。
猛暑の都会から、信州、そして八ヶ岳の花々を訪ねる旅。
釣り鐘にんじん、松虫草、ふしぐろせんのうに白山ふうろ。
絶滅危惧種のえんびせんのうや、つる竜胆も堪能しました。
安曇野のやわらかなお湯と野の花、そして花好きな方々との楽しい出会いで、みなさんの笑顔は日ごとに輝き、私もたくさんの元気をいただきました。
心配だったお天気にも恵まれ、一転にわかに空かき曇り、という時には、ちょうどバスに乗り込んだ時という状況。
山のお天気のミラクルもさることながら、野の花ツアーでの国内、海外通じてのミラクルに、ただただ感謝。
雷雲に追われるように山を降りる直前には、向かいの山に竜巻を発見!
描いた方も描かなかった方も、スケッチブックとそれぞれの心に、たくさんの野の花との出会いを刻んだ旅でした。
ちなみに、我流の初心者ながら、私は言葉のスケッチを。
竜巻に おいたてられし 高ぽっち 
釣り鐘人参の 微笑みのこし
湿原に響く鈴音に導かれ
つるりんどうの鐘の音響く
西野真由美

平成22年第42回 解釈学会全国大会

解釈学会全国大会◯西野真由美の社長ブログ
平成22年 第42回 解釈学会全国大会が終わりました。
今夏の会場は、皇學館大学。
大会初日の前半は、国語学と近代文学、国語教育の2会場で研究発表。
猛暑の中、百人を超える多くの方々がご参加くださいました。
後半は、久し振りのシンポジウム
若い市長もご参加くださいました。
二日めは伊勢の文学を巡る実地踏査。
片山武先生、齋藤平先生が誤用医くださった、入念な下調べに基づく分厚い資料を参照しながら、訪問先のみなさんのご丁寧な説明をうかがうという、充実した一日でした。
皇學館大学の半田美永先生、齋藤平先生はじめ、たくさんの先生方と院生、学科生のみなさんのおかげで、無事につつがなく終えることができました。
祖父、山口正が創設した解釈学会という灯火を、微力ながらこれからもまもっていきたいと思います。
西野真由美

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