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銀の鈴社は、〈花や動物、子供たちがすくすく育つこと〉を願って活動しています

海外野の花ツアー 再会の集い

11月19日 銀の鈴サロンにて 
12時 鉢の木の特製弁当を頂きながら 今井さんご夫婦がまとめてくださったDVDをバックに 楽しい時間でした。 あいにくの雨あらしのなか みなさまびしょびしょのご到着でしたが。
定員20人はお食事するにはスペースに少々無理があり、反省しました。
来年15回をひと区切りにアンコール スイスのミューレン全連泊 
2012.6.18~26 アイガー・ユングフラウ・アイガー三山を正面に眺められるホテルアイガーの20部屋 ついに確保できました。
先着予約の発表と同時に、10人ほどが手をあげました。速報チラしは年内には発送できると思います。
国内ツアーはご希望の方がまとばれば 今年は実行したいです。お申し出お待ちします。

川合玉堂展  11月23日まで

久々の休日 待ちかねた川合玉堂展へ。
由比ケ浜の海沿いに ゆっくり西野真由美の運転で30分弱 葉山ご用邸となりの近代美術館。
100点余の 個人所蔵まで全国から寄せられた作品は 大作が主で想像以上の感動。
写生帳は 見事な筆さばき 刺激を受けて充実の一日でした。
今朝の朝日の朝刊に 万葉野の花水彩画展の紹介がでて また明日から連日画廊詰めを覚悟しました。
恩師 故・長谷川朝風先生の画集をギャラリーに置き合間に眺めていて 川合玉堂と同世代の師の世界を あらためて深い感銘にひたります。
日本画の世界も 近代の波が押し寄せて 大分私の好みと隔たりがでて不安でしたが やはり伝統のなかを生きている作品は 不動の深みがありました。

スケッチ教室 その2

スケッチ教室の生徒さんは 年齢はわかりませんが 多分平均60~70歳ぐらい。
子育てを終えて 今は ご両親や家族の介護に 明け暮れておいでの方が多いのです。
この日は まわりに助けてもらって 貴重な自分自身への大切な酸素吸入だとか。
私もよ 私もよ・・・と にこにこしながら 絵筆は休みなく動いています。
男の方は 元エンジニアだったのでしょうか、一生懸命花の萼や葉脈を 筆先をモデルに沿わせながら フーン この花 不思議だな こんなになってるんだー と子どものまなざしさながらキラキラ輝いています。
高度成長期の日本の働き手の 次のステージが こんなに素朴な感動でひとときを過ごせる喜びを感じます。
みなさん 一様に 自宅でのスケッチ作品をもちよってくださり みなで鑑賞する合間の休憩時間も 千金の値なり とつぶやいてしまいます。
夢中になって 中腰で2時間 さすがにおわると腰が・・・・
それでも わたしにとっては 尊いエネルギー注入にまさる時間。心地よい満足感です。
キャンセル待ちのかたを思うと 申し訳ないのですが無理は禁物 といい聞かせつつ・・・。

秋のスケッチ教室 はじまりました

9月、10月、11月 3ヶ月の秋の教室が暑い夏を過ぎて再開しました。
極暑で描く気力もなかった方、暑いから絵を描いてやり過ごしたという方、近況報告もにぎやかにはじまりました。
岡山から、1泊のスケジュールで連日ご参加の方も。
それぞれがテーブルのモデルをきめるとその前に座をかまえ たちまち熱気がただよって 私の挨拶もためらわれるほどです。
アドヴァイスする間もないほどの勢いで もう輪郭が・・・・
花選びから 絵の具の濃淡 構図 どれも面白いほどその人の分身が表現されて とても楽しい時間です。
描き手の好みを第一に そっと ひと言ふたこと メリハリのコメントに絵筆をいれて その花らしい生気や表情が添えられます。
野の花のみごとな姿に 感動を蘇らせて お互いの絵のたたづまいを鑑賞し合います。
同じ時間、同じ環境のなかで 瞬時に自分の感覚を確認して心の動きを平面に描きだす・・・最高の感性磨き道場だと実感したことでした。
  人気のモデル順に・・・
  からすうり ほととぎす ひがんばな ほうずき
                 ・・・これは当日ご参加の茨城県筑波山近くの着付けの                      先生おふたりの差し入れで
  野葡萄 あけびのつる 冬さんご 鈴ばらの実 をみなえしなど
からすうりは 描き手それぞれの持ち味が生かされて どれもどれも ピシッときまりました。
  

第14回海外野の花ツアー○阿見みどりのブログ

第14回『阿見みどりと行く海外野の花ツアー』2011.7.8~15
           北イタリアドロミテ地方 ガルデーナの谷 6連泊
連日快晴の旅でした。
ボルドイ峠の花草原 ひろいひろい花世界です。たくさんの野の花が仲良くゆずりあって所狭しと笑っています。ああ、やっぱり来てよかった!と思い切り深い深呼吸。
終始一貫して、切り立つ薄茶色のドロミテ山群が背景にそびえています。
三日目は近くの村?町オルティセイ年一度のお祭りに参列。南チロルの民族衣装を着飾ったファミリーが満面の笑みを浮かべ、平和だなーと心優しく洗われました。
ミズリーナ湖の澄んだ水面に映る緑とドロミテの山 ゆったりとスケッチタイムを組み込みながら連日 近辺の観光や散策で 6連泊はあっという間に過ぎてしまいました。
足が丈夫なうちに脳内にいっぱい 自分の風景を取り込んでおきたい 私の願いはほぼ完結。
つぎの15回目を総集編として締めくくりたい とお別れにとっさに口にだして挨拶しました。
野の花に導かれて世界の野の花を訪れるテーマのこの企画ツアー 野の花好きな小口コンダクターが ひきついでくださることを願いながら。そして、野の花博士の馬場さんにも、尊い知識をご披露する場に加えていただきたいと。
そのときは 私も絶対参加します。健康管理の目標にして。
季節ごとに 環境に合わせて 道ばたにひそやかに咲く 野の花は こころ忙しい現代の人々に きっと 平和の原点を 指し示してくれるでしょう。
走り描きのスケッチの中から


万葉野の花カレンダー2012

毎年この時期は 来年のカレンダー校正の追い込み
8月はじめに印刷に入る卓上カレンダーを 念のため本文底本の『日本古典文学大系』(岩波書店)にあたり やっとフィニッシュ。
この卓上カレンダーは 螺旋の留め具が紙製のため特殊工程で その分ひと手間と時間がかかり 
A4サイズとミニサイズより先に進めます。9月には 銀座の伊東屋さんに納めます。
ブルースさんのお力添えで英訳も添えてあるので 毎年 一部は海外に向けて旅立っていきます。
かたつむりのリズムですが 「日本の文化遺産を世界に広めたい」私の人生のテーマのひとつです。
北イタリア ドロミテ地方の野の花ツアーから帰って 早や10日。節電の汗にもうろうと日が過ぎていきます。
7月の山村御流のお花の花材は 白雲ぼくの実。 とても愛らしくて今日はその姿を描きました。

11月3日から23日まで  万葉野の花原画展・万葉集写本/鎌倉・室町時代の原本を添えて

恒例の万葉野の花展。
カレンダーの原画を、万葉の歌を添えて展示します。ほとんどが今もこの鎌倉にひっそりと咲いている野の花です。
今回は、うれしいことに日本最古の文献「万葉集」がどのようなかたちで、1400年ちかくも伝えられてきたか、折々の時代に手書きされ、写本としてひきつがれてきたその現物の一端も、展示させていただくことになりました。
遠い昔の先人たちの、あつい想いが心に沁みます。
大津波の極地から、体力・気力で脱出し、つぎはモノから心の栄養が求められるときです。
ことばの力・音楽・絵画・スポーツなど精神の充実を杖に、どうぞ被災地のかたがたのご健康をお祈りします。                                   阿見みどり

ぼんぼりまつり

昨日は、鶴岡八幡宮 夏の祭事ぼんぼりまつりへ寄進の作品制作。
2002年のカレンダー1月の椿を 万葉野の花と題して仕上げる。メールで身辺に報告したら 椿はそろそろ代えたほうがよいと。
少々気落ちして、アドヴァイスにより阿見得意のつるものでいけばと・・・昼顔にきめる。
きまったらあとは描きなれた花 楽しく完成。くれぐれもはっきりと・・・との忠告もあり、面相筆をつかって輪郭をつけるとくっきり仕上がる。
画師 長谷川朝風先生に、あけてもくれても手習いをさせられた面相筆。  何かなつかしさにひたりながらの制作時間だった。
終わって 気分転換 グーちゃん散歩をすませ、梅ジャムづくり 3回目。

梅雨のいち日 その2

今日は アトリエの日 
鶴岡八幡宮から届いた ぼんぼりの和紙を水張りし乾くのを待ちながら 昨
日頂いた梅の実を ゆったりした気分で 下ごしらえにかかる。
フルーティな香りに、花だったころのたたずまいを想像し、これだけの量を 
懸命に ざるにいれる新婚さんのような梅沢ご夫婦を重ねて・・・・・。
さあ、これから梅ジャムを作ります。
ぼんぼり締め切りの7月は、北イタリアの野の花ツアー 今のうちに描き上
げないと、あわてそう。あじさいも描きたいし、梅酒、梅干しも続けてしあ
げたいし、やりたいことに心躍る今日の幸せ ありがたい。

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