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銀の鈴社は、〈花や動物、子供たちがすくすく育つこと〉を願って活動しています

万葉・奈良の旅  阿見みどり

奈良・大和路蘊蓄観光 3日間
皇室ジャーナリスト久能さんの案内で お食事どころは皇室ご用達の由緒ある穴場 宿泊も奈良ホテル連泊で 優雅な三日間でした。
これからは 量より質で 選びながら 充実した時間を共有しましょうと 小学・中学時代の友と語り合いました。
奈良公園では 思いがけない「鹿寄せ」に感動 最後のイチゴ狩りとともに はじめから目論んだサプライズと聴いて よろこびもひとしお。
東大寺2月堂のお水とりがメインの旅でしたが、めずらしく温かな日で万事恵まれて 万葉食を頂いたり 奈良の風景 高松塚古墳 法隆寺 薬師寺 中宮寺 百済観音 如意輪菩薩 なんと吉祥天女が1ヶ月だけ目の前で拝観出来る幸運。
さあ これから2014年の万葉野の花カレンダーにとりかかります。
濃密なこの序奏のもとに わくわくしながら・・・ 
ライフワークの『絵巻 万葉ものがたり』も今6合目あたり。
年内にまとめられれば 目的地。
まずは 健康管理。
あせらず ていねいに 時間をかみしめて参ります。

愛ちゃんちの見事な梅の切枝 春がきました。  阿見みどり

毎年 2月『梅が咲いたよ』とのうれしいお声かけ。大介の学友 美貌の愛ちゃんから。
大きなひとかかえの梅の枝 枝振りも楽しい姿、アトリエ用と銀の鈴社の床の間用に振り分けて。
馥郁と香る・・・この空気 幸せいっぱいです。
昨日は 明照幼稚園の園長先生からかわいい花束、絵筆に思わず手がのびます。
ここのところうれしい悲鳴の 編集デスクに釘付けの日が続いて このへんで深呼吸をしたいところでした。
感謝 感謝の眼がゆるみます。

阿見町訪問記  阿見みどり

暮れの「NHKラジオ深夜便」出演波紋のひとつ 阿見町町長、教育長からのお声がかりで 心のふるさと阿見町を訪問しました。
初対面のテーブルに なつかしい阿見中の校歌と校旗の写真が・・・
なんとこの校歌の作詞は 亡き父でした。ご配慮をうれしく感じました。
今でも
「霞ヶ浦のさざなみと つくばのやまのむらさきを 朝な夕なに拝みつつ・・・」
と口から出てくる歌なのに 父親の作詞とは・・・数年前に人づてに知った私たち兄弟です。
私の年齢から クラスメイトたちが 元上司とか親戚とか・・・ 地名と名前だけでぽんぽん現状把握ができて 情報網のゆるぎない底深さを実感しました。
というわけで 話はとんとん進み 秋の阿見町主催の文化イベントに「万葉の花展」がきまりました。
環境も 行き届いた美しい近代建築の図書館内 二階のギャラリーです。
そのまま下見に案内されました。
同行した学芸員でもある孫の大介と 今日は有意義な一日だったねと 雨の中土浦のお墓に報告して帰りました。
「筑波山と万葉集」を前面にテーマにだしてなどと はやくも構想を楽しんでいます。

祈りの時間一日一輪 スタート

この1月28日から 折り本に1日1輪祈りの花を また描き始めました。
1年前 大切な方が難病とたたかうお姿に なにをしても心が泳ぎ 思いあまって写経の心で この1日1輪を描き始めました。
7連のちいさな折り本で ちょうど1週間ごとに 描きなぐりのまま病床に送りました。心によぎるちいさなことばも ときには添えた気がします。
あとで 病室が会話で明るくなったと。
「あら これカラスウリ いなかにあったわ」とお掃除のおばさん。
そして 1年後の今 ご本人と看護の奥様 まわりのかたがたの応援歌に応えて 復帰されました。
うれしかったー。
便りのないのは元気な便り すっかり忘れていた 一人暮らしの兄から突然の電話。
「救急車の世話になって 入院した」
軽い脳梗塞とのこと。めまいがして 立っておれなくなったと。
思えば5人兄弟の長男 父が出征している間 乳飲み子と幼児期の私たちに 親の片腕になつてがんばっていた ちいさな身体。
またまた なにをしていても心が宙を 泳ぐのです。
あ そうだ。こんなときは写経の時間!
それで また お花に祈りをささげて救われています。
きのうは 玄関の鉢植えのヴィオラ。
その前は お風呂場に飾ってあったスイートピー。白 淡い桃色 淡い空色・・・
今日は 気分を変えて 庭に遊びに来たリスをスケッチ。
元気のもとになってくれますように。リスさん 使者になってね頼みます。

雪景色を眺めながら 1月15日

何年ぶりかの白銀の世界 
アトリエの窓から一望できる源氏山の風景 
その麓に織りなす民家の白い姿
 ここ佐助の谷戸のトップから見える 両サイドの木々の粧い・・・絵になるなーと 
ただ感嘆の心のまま 気がかりな『絵巻 万葉ものがたり』の構想やラフスケッチの時間となる
清められた感性のおかげで 長い年月 頭のなかにもやもやしていた画像が 気持ちよくすらすら筆先に流れ出てくる
不思議な誕生の日を実感する
今日は いい日 アトリエに没頭できる!
昨日に続く休みでもあるし しばし編集の仕事は 横において たっぷり万葉の世界を泳ぐ日だ。
万葉びとの衣装やかんざしなど文献から抽出した資料を 机上において 真っ白い雪景色を見ながらイメージを 泳がせる 
ああ これこそ至福のとき
忙しい日常があるからこその充実感なのでしょうか。すべてに感謝 感謝    阿見みどり

NHK深夜便 あれこれ

全国規模の視聴率の高い放送だけあって 思いがけないリアクションがつぎつぎ・・・
きました。阿見町教育委員会生涯教育部からの電話。
きっと だれかが深夜便での私の阿見熱に響いたのでしょう。
秋の原画展を企画したいと。
無名な私の展覧会に どれほどの反応があるか心配ですが いちばんふさわしい会場には違いありません。
産卵のために傷つきながらふるさとの川を遡る 痛々しい鮭の姿が重なって なぜか感傷にひたる私です。
今日は深夜便放送の流れで 雑誌の巻頭ページにと推薦されたとのうれしい取材の日。
下見もすんだ花寺へ 胸を張ってご案内。
木々の間に入り込んで 不自由なポーズで懸命にカメラのシャッターを押す取材者には せっかくのご苦労に見合わぬ このなれのはての姿。モデルというには 申し訳なさ過ぎ。
冬空に 自然に ひっそりと咲くひかん桜に 元気をもらう幸せなひとりの姿 その雰囲気が伝わればそれでいいと自己満足。
こうして 阿見町や万葉の花を知らなかった人に伝わっていけば こんなうれしいことはありません。
ラッキーです。

1月のある日   阿見みどり

1月8日
めずらしくやわらかな冬の陽射し 11日に取材にみえるというNHK深夜便雑誌のことを考えると遠いこの鎌倉まで時間とご足労をおかけしただけのことをと 気がつく限り なにをどうすればよいのか 夕べから頭を巡らしました。
スケッチしているところをとそれだけのご注文。
1年でいちばんお花の少ないとき 殺風景な結果にしては申し訳ない。
さいわいあたたかなお昼休み
デスクワークをちょっと伏せて バス停二つさき花友の浄妙寺へ。
奥様にはお会いできなかったけれど住職様にご挨拶して、11日のおことわりをする。
私の好きな花塚には あふれるようにお花が供えられて 冬景色に彩りを添えている。
そのすぐ近くのロウバイの花が みごとな姿。
のこり葉をつけてつぼみと開花がいっぱいに光を浴びて かぐわしい香りをただよわせて 最高!
あ 待って ロウバイは万葉時代にはまだなかったみたい。テーマは万葉の花。
気をとりなおして石釜ガーデンに通じる「花の散策路」へ。
ありました ありました にこぐさ、つばき、ひかん桜、あしび。
楚々と咲く このひかん桜をスケッチすれば はるか前方の美しい衣張山も風景に入る・・・
これで花のあるシーンになります。
下見をしてよかったぁ。

あけましておめでとうございます   阿見みどり

あけましておめでとうございます
今年の抱負 みなさまいかがでしょうか? 
私は 75歳までにはと締め切りをきめてきた人生の夢 『絵本 万葉ものがたり』を形にする年と緊張の元旦です。
まだまだと思いながら 折々に 心の中のテーマを温めてきていよいよ机上にのせる年。
4500首近い和歌から 最終候補に選び出して 個々の場面構想はほぼ頭の中にぼんやりと映像になって揺らいでいます。満ち足りた 夜の舟路の お正月。
なんとなく今年は佳いことあるごとし元日の朝晴れて風なし   石川啄木
目標をひとつひとつ目前にかざしながら 今年もはじまりました。
もうひとつの目標 春の野の花展『阿見みどりと花友だちの作品展』
過去15年ほど 年1回 海外と国内の野の花ツアーを実施して 多くの花友だちとの楽しい時間を共有することができました。
そのまとめからこれからの方向づけとして 企画し呼びかけました。
     前期 3月15日から24日
     後期 3月29日から4月7日
各10人ずつ 先着順、まだ余席があります。
自分ステップアップの身近なチャンスと勇気をだしてお申し込みください。
会場は 鎌倉銀の鈴ギャラリー(鶴ガ岡八幡宮3分)です。

ラジオ深夜便 

突然のNHK
うろたえる余裕もなくお約束の打ち合わせが その場で本番となり・・・
自分がなにをお話ししたのか ベテランの須磨アナに目で合図されながら 問わず語りのなりゆき。
家に帰って どんなことを話したの?と聞かれても きちんと答えられないふがいなさ。
須磨アナに心委ねて あるがままを なにか声に出さないとラジオではゆるされない・・・そんなことに気がいって内容を吟味する時間も術もない。
大丈夫 編集しますからとのこと。
45分の持ち時間に50分のマイクではカットする材料がない・・・と途方にくれた数日でした。
でも もう過ぎたこと くよくよする時間があったら目前の仕事を前進させねば とはじめてのマス出番でした。
終わってみたら さすがプロのあざやかなまとめで とりとめないけど質問にはそれなりに答えていたと。
走り書きの即興辞世の詩を あなたの人生は? という質問にとっさに読み上げて 横で須磨さんがやわらかいまなざしでうなずいてマイクを向けていてくださる。
そんな筋書きのない凝縮した時間でした。
おそまつさまでした。

秋の製作 スタート   阿見みどり

連休三日目 たいへんだ 大事な連休が終わってしまう。
幸い 雨ときどき曇りの空 クーラーは必要だけど 昨日までの酷暑とはやや違う。
今のうちに・・・と画材を広げて 秋の原画展の追い込みにかかる。
メインの来年用カレンダーは春の大仕事で いやおうなしに完了。
気持ちのよい季節に その年の新作にあたるのが恒例だけど 今年はいつまでも暑くてその気にならず 少々焦り気味のスタート。
絵絹短冊にまず秋草を描いて まあまあ自己満足。
この絵絹の感触はほんとうにうれしい。私の手にフィットしてくれて 思わずありがとうとひとりごと。
今年は長年の出版編集の仕事で ありがたい賞を頂き にわかに忙しくなりました。
ツアーとスケッチ教室は75歳を節目にと予定どおりで 編集の仕事は相手のある仕事故 余裕を秘めて取り組まねばと 心ひきしめています。
長年のパターン 日常につかれたりせつなくなったときの癒しの時間として また絵筆にお世話になりましょう。
野の花に心地よい再燃のエネルギーをいただきながら・・・

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