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銀の鈴社は、〈花や動物、子供たちがすくすく育つこと〉を願って活動しています

9月 いよいよ秋のスケッチ教室はじまり◯阿見みどり

9月24、25  野の花スケッチ教室
長い夏休みのあと 待ち遠しい教室のようです。
モデル選びからはじまる雰囲気づくりは 私自身幸せな時間です。
お休み中 きっとみなさんたくさんのスケッチが生まれたことでしょう。まずちょっと拝見 からスタートです。
夏の花はそれぞれに 暑さに負けずに咲く勢いをもって元気をくれます。
私は なんといってもつるものに惹かれ 今朝も佐助隧道近くの崖にのびてる名も知れぬ蔓草を楽しく描きました。やまいもにしては かわいいハート型に近い丸みのある 柔らかくしなやかな葉と茎です。
名前を調べねば・・・
この秋の教室最後の11月で ひとまず終えて 来春は今までの教室の作品展を企画 みなさんに呼びかけて いい感じの幕引きをしたいと思います。
身辺の整理は 徐々にゆったりと 余裕の中で 残る仕事をしっかりこなしていきたいと思います。
さあ 今日はこれからストレッチ教室へ。気を引き締めて行ってきます。

2012年 後半のスケジュール   阿見みどり

今年の前半は ながい編集人生の集大成の児童文化功労賞受賞、 多くの著者や関係者のお祝いのなかでひと区切りできました。
ちょっと脇に積まれていたもうひとつのライフワーク『絵本 万葉集ものがたり』の下書きを 週末や夜の合間に 文献を探ったり ラフスケッチを眺めたり じわじわと発酵が出番直前にはいりました。
数年来お声をかけていただいて、お互いの意識の底に泳がしている構想の第1回目の打ち合わせを、作曲家 上明子さんとこの夏休みにスタートさせました。
万葉の世界が私の絵と上さんの曲で どのように表現されるのか 神のみぞ知る空間です。
コンサートは 2013.12.22と決めてある由。
目標に期限をつけないと このテーマはエンドレスの感があり 75歳を自分の節目として野の花海外ツアーも先日最終回を無事終えて これからはひたすら来春の誕生日前日を目指してまとめの時間にはいります。
オリンピックや甲子園の熱気に背を押されながら 私なりの決意表明です。
これを読まれた方 どうぞよろしくお願い申しあげます。     阿見みどり

野の花ツアー 海外編 終了    阿見みどり

第15回 6月18日から25日 アンコール/スイスのちいさな村ミューレン 5連泊
15~20人ほどの テーマのあるツアーが無事終了しました。
私自身が後期高齢にはいったことが一番の理由です。まだまだとリピーターのかたがたの惜しむ声をふりきって 有終の美をなどと宣言したのです。
始めることより続いたことを閉じるほうがどんなに勇気がいるか 大小さまざまな場面で体験したことでした。
多くの方の胸に、たくさんのやさしく美しい心の宝のページが納まって よかったと感謝です。ありがとうございました。
おかげさまで7月22日は、長年の編集の仕事で「児童文化功労賞」を頂きその祝賀会を開いていただく幸せものです。その日のために養生しながら日々の編集の仕事や野の花画家としての楽しい時間をたいせつにしてまいります。
昨日は8月6、7、8、9日の八幡宮ぼんぼりまつりに万葉野の花『夕影草』を寄進してきました。
笠女郎(かさのいらつめ)が大伴家持への恋心を詠んだ美しい和歌で、この『夕影草』はこのとき生まれた造語です。
暮れなずむ夕方の風景に 徐々にシルエットになっていく草花の姿です。私はこの言葉を後世につたえていきたいと思います。美しい言葉です。ネオンの明るい街では通用しなくても、たいせつな人の暮らし方を示唆している深い言葉です。
万葉の歌には、今の私たちが気づかない、忘れそうなたいせつなことがらを内包しています。
そこが魅力のひとつです。
今を生きる人びとの想いだけでなく、万葉びとや野の花たちからのメッセージも、私はこつこつと掘り起こしてまいります。

万葉野の花水彩画 丸善津田沼展など  阿見みどり

5月1日から16日まで 2年ぶりの会場。昨年は3.11の余波やなにやらでお休みでした。
丸善さんの経営母体の改革などの関係でしょうか ギャラリーではなくイベントスペースという形になり その分 私の身の丈にあったこじんまりしたスペースで 毎日詰めていることもなく 土日などとびとびの在廊。
その分 会社の編集業務が忙しく 慌ただしいのはあいかわらずですが 後期高齢期にはいって こんなに時間が早いのはありがたいことと感謝しています。
会場には 見慣れたお顔がにこにこと現れ やはり出向いてよかったと実感することたびたびです。
屏風仕立ての12ヶ月の万葉の花や新作を中心に展示しております。
最近は絵絹に凝って偏りがちでしたが 和紙の風合いも捨てがたいので これからはバランスを考えながら つぎのステップに励もうと心新たにしています。
先日のスケッチ教室では 花好き集まれのかけ声通り 花博士が花談義のなか ある人はもくもくと絵筆を走らせ みるみる上達して うれしい時間でした。
「好き」ということは いくつになっても心躍らせ若やぎをもたらしてくれるものです。自分発見のいいチャンスかもしれません。そのうち 作品発表会をと楽しみにもくろんでいます。 

スケッチ教室    阿見みどり

冬眠から目覚めて 今年のスケッチ教室がはじまりました。
26日は 岡山からのEさんがいちばんに現れて つぎつぎ15分前にはもうそれぞれ絵筆をもって・・・
この日が楽しみで とつぶやきながらの またたくまに熱気がただよい つぼみがひらいていきました。
 今日のモデルたち
  小彼岸桜 よく見る桜 バイモ にこぐさ(アジアンタム) 黄水仙 サフラン 姫うつぎ 
  クリスマスローズ ネモフィラ パンジー ヴィオラ 椿 沈丁花 みずなの花 ルッコラの  花
今朝の我が家の庭からあつめただけでも 春を告げるこんな花ばなが並んで 部屋に花のコーラスがきこえるようです。
ワー! と入るなり喜びの声が響いて この瞬間も私には うれしい恵みです。
 花の絵は不思議です。花が好き という人ならだれでも 描くほどにしっくりとその人らしい姿の独自の花の絵がかたちになるのです。
花が応えてくれるとしか思えません。小学校以来のスケッチ帳といいながら恥ずかしそうにこわごわと始める方も 数回めにはもうその人の画風の花姿が 風にそよいでいるように出現して よろこびをみなで分かち合うのです。
同じ空気のなかで 同じ条件のなかで描く そして作品に変身する目の前の花ばな 共有する喜びにひたりながら尊い2時間の リフレッシュ。
 
27日 今日は新人が多く 画材のチェックから 別紙を添えてアタリのとりかたなどから ポイントを説明。
昨日のモデルに 今日のTさんおみやげの花たちが加わります。
 みごとなミモザ ふきのとう ラッパ水仙 ストック ラン ねこやなぎ 菜の花 鉢植えのみごとなすみれ(丹精されてやっと咲きそろったもの)
テーブルいっぱいのモデルにかこまれて それぞれが思い思いの花に向かって 幸せそうなやさしい表情。
来月が待ち遠しいといいながら 無事三月の教室はおわりました。 

春の精 ふきのとう見っけ   阿見

ゆったり休日。
犬散歩のいつもの空き地。
去年と同じ場所に ふきのとうの頭がそこここに見え隠れして 指先で摘みました。
15、6こも!
さっそく ごま油でふきみそを夕食の彩りに。
季節は 間違いなく巡っているなと実感する あたりまえが幸せな今日の日でした。

明けましておめでとうございます   阿見みどり

新年のご挨拶を申し上げます。
なんとなく今年はいいことあるごとし元日の朝晴れて風なし     石川啄木
どうぞ心地よい日々でありますように
近しい方何人か 多分病院での迎春 どんなにせつない想いでしょう。
お一人は難病とのことで 治療法が見つからないと・・・ 
それでもお見舞いの私たちに笑顔で リハビリの先生のリードに応じていらっしゃいました。
人一倍お元気だったお姿を重ねてせつなくて その日から私にできる範囲で共に難病と向き合って
1日も早く 快復の灯りをと 一日一輪 野の花の写経をせずにおれなくなりました。
冬はあまりお花がないからと スケッチブックをしまいこんでいましたが なんとなんと その目
で見わたすと ちいさな家のまわりだけでも ほぼ毎日モデルの野の花に恵まれてこれは私にとっ
てのうれしい気づきでした。
 冬咲きのテッセン「天使の鈴」・水仙・椿・冬あおい・万両・パンジー・菊の残り花・早咲きの
たつなみそう・冬いちごの花と実・ストレプトカープス・セージ・ランタナ・カタバミ・ビオラ・
さあ、今日はなんの花が見つかるでしょう。
「どうぞたしかなご回復を・・・」心をこめて描くひととき ふっと思いました。 10何年か前
見送った夫や父や母のために 私はこのような写経の心とはほど遠いところで かけずりまわって
いたと。今こうして 心底から1日1日をともに念じることで 足りなかった自分の努力を補わせ
ていただいている・・・と。

スケッチ教室 その2●阿見みどり

2011年のスケッチ教室 11月29日で無事終了しました。
キャンセル待ちの方が多く 申し訳なくて 各月 2日を春 秋3ヶ月ずつ当てています。
お花が好きな人なら はじめてでもおまかせ! と楽しい時間をいただいています。
つぎの教室が待ち遠しいからこんなに描いてしまいましたと たくさんの作品を手にいらっしゃいます。それで ぐんぐん上達して 驚くばかり。
お花と向き合う喜びの時間は たくさんの恵みを生んでくれる・・・と 実感します。
私が習っている山村御流の生け花の花材を中心に あとは身近な庭や野の花を集めて そこへ生徒さんからの応援モデルが 加わって いつもとても賑やかなテーブルになります。
新幹線で岡山から 日帰りのEさん その熱意は 私だけでなく近所のかたにも刺激になり ますます充実した尊い2時間に感じます。
野の花のけなげな咲きぶりを 感じたままにその人らしく描き表わす それは純粋な愛の形ではないでしょうか。
この一年 またたくさんの花友だちとの出会いをかみしめながら 越年できることを感謝しつつ。 
阿見みどり

おかげさまです 原画展無事終了

11月3日から23日 20日間のイベントは私にとっての重大行事でした。
お天気にもまあまあ恵まれ 各新聞社の記事もなぜか 今年は当たり年で 連日新しいお客様で賑わいました。
屏風 巻子 額絵 計40点ほど 
終盤になって カレンダーの原画や 気を入れて描いた大きな画が お嫁にいって ホッとしました。
お出かけくださいましたみなさま あらためてお礼申しあげます。

海外野の花ツアー 再会の集い

11月19日 銀の鈴サロンにて 
12時 鉢の木の特製弁当を頂きながら 今井さんご夫婦がまとめてくださったDVDをバックに 楽しい時間でした。 あいにくの雨あらしのなか みなさまびしょびしょのご到着でしたが。
定員20人はお食事するにはスペースに少々無理があり、反省しました。
来年15回をひと区切りにアンコール スイスのミューレン全連泊 
2012.6.18~26 アイガー・ユングフラウ・アイガー三山を正面に眺められるホテルアイガーの20部屋 ついに確保できました。
先着予約の発表と同時に、10人ほどが手をあげました。速報チラしは年内には発送できると思います。
国内ツアーはご希望の方がまとばれば 今年は実行したいです。お申し出お待ちします。

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