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銀の鈴社は、〈花や動物、子供たちがすくすく育つこと〉を願って活動しています

『神宿る島』◯西野真由美の社長ブログ

四国と瀬戸内海を舞台にした、本格的な歴史ファンタジーが誕生しました。
著者の盛重ふみこさんは、古文書をはじめとするさまざまな歴史書、文献から得た知識に豊かな想像力を加味させて、故郷、四国と瀬戸内海を舞台としたファンタジーを創出しました。
おだやかにみえるが、ひとすじなわではいかない瀬戸内海。
その昔、都から百済、新羅、高句麗の三韓(現、韓国)や、宋、斉の国(中国)への、航路の要所としての護衛を任ぜられた一族の、波乱に満ちた決死の物語です。
人の気持ちがわかるようなウミガメや龍が、違和感なく出現する古代を舞台に繰り広げられるファンタジー。
様々な古文書類を調べ、それらをもとにしているとはいえ、これだけの世界を描くには、溢れるほど豊かな想像力がなければ、とてもここまで築きあげることはできないでしょう。
作者の盛重ふみこさんは、80代。
飽くことのない探求心と、豊かな想像力には、身の縮むほどの敬意を覚えます。
最後に収載された、四国と九州に伝わる大きな大きな木の民話も、忘れらない逸話です。
こんな風に、神代の頃から、人は日々を勤しみながら、今に続く歴史を築いてきたんだなあ。
今ある生を愛おしみながら、かつて生き、いのちをつないできた先人たちに思いをはせる一冊としても、オススメです。
西野真由美

手づくりバッグのご報告◯大槌町のみどり幼稚園

葉山の明照幼稚園は、情操教育を大切になさっている幼稚園です。
卒園児への記念品に、銀の鈴社のジュニアポエムを贈ってくださっています。(深謝!)
一人ひとりの本の見返しに、園長先生がメッセージを手書きして。
その明照幼稚園と提携している大槌町のみどり幼稚園が、大きな被害を受けて困っていると知り、明照幼稚園の園長先生が立ちあがりました。
みどり幼稚園の園児たちは、職員に誘導されて全員無事です。
新しく建ったばかりの園舎も、津波にのまれたものの、補修すれば大丈夫。
けれど、みんなを避難させ、最後に残った理事長、園長ご夫妻が行方不明のままなのです。
大槌町は、町長も行方不明のため、支援もなかなかスムーズにいっていないらしい。
明照幼稚園の園長先生からお話を聞いた銀の鈴社のスタッフは、私たちでできることを始めました。
銀の鈴社の本や、Timtamのオモチャ、手づくりバッグの男の子用と女の子用を各100枚。
手づくりの布製お人形を届けてくださる方もいて、それらを明照幼稚園へお届けしてきました。
明照幼稚園では、車を用意して、直接持参するそうです。
みなさんの手づくりバッグは、きっと園児や職員のみなさんに喜んでいただけることでしょう。
西野真由美

手づくりバッグのご報告◯大槌町のみどり幼稚園

葉山の明照幼稚園は、情操教育を大切になさっている幼稚園です。
卒園児への記念品に、銀の鈴社のジュニアポエムを贈ってくださっています。(深謝!)
一人ひとりの本の見返しに、園長先生がメッセージを手書きして。
その明照幼稚園と提携している大槌町のみどり幼稚園が、大きな被害を受けて困っていると知り、明照幼稚園の園長先生が立ちあがりました。
みどり幼稚園の園児たちは、職員に誘導されて全員無事です。
新しく建ったばかりの園舎も、津波にのまれたものの、補修すれば大丈夫。
けれど、みんなを避難させ、最後に残った理事長、園長ご夫妻が行方不明のままなのです。
大槌町は、町長も行方不明のため、支援もなかなかスムーズにいっていないらしい。
明照幼稚園の園長先生からお話を聞いた銀の鈴社のスタッフは、私たちでできることを始めました。
銀の鈴社の本や、Timtamのオモチャ、手づくりバッグの男の子用と女の子用を各100枚。
手づくりの布製お人形を届けてくださる方もいて、それらを明照幼稚園へお届けしてきました。
明照幼稚園では、車を用意して、直接持参するそうです。
みなさんの手づくりバッグは、きっと園児や職員のみなさんに喜んでいただけることでしょう。
西野真由美

銀の鈴の内職◯西野真由美の社長ブログ

心をこめて作られた手づくりバッグは、その心がしっかりと伝わるように届けたい。
手づくりバッグに入れる元気のでるポエムカードには、銀の鈴をシールで貼っています。
バッグの中から、鈴の音が聞こえてくるように。
そこで、短く切った白いリリアンを、小さな銀の鈴に通して結ぶという、今時貴重な内職(?)作業に、自宅で毎日励んでいます。
耳を澄ませてこそ聞こえる小さな鈴の音。
耳を澄ませ、心を澄ませて、また明日へ向かってほしい。
手づくりバッグに添えられたお便りには、よくこんな文章が綴られています。
震災の悲惨な状況を前に、被災地へとんで行くこともできず、募金しかなすすべもないと、悶々とした日々を過ごしていました。
今回知ったこの手づくりバッグの支援は、私にもできるお手伝い。
私がこうして心をこめて作るバッグが、被災者の方々のお役にたつことができるなんて、私の方が助けられました、と。
我が子用の材料を多めに揃えて、お母さんグループで作りました、というお便り。
友人達たちと材料を持ち寄って、久しぶりにミシンをだして作りました、というお便り。
みなさんの心を確実にお届けするために、友人知人、その知人と、次々と輪ががつながっています。
今日も、南三陸町のある小学校の校長先生が、たくさんの支援物質がくるけれど、手づくりは珍しいし、こういう実用品はとてもありがたいとおっしゃっていたそうです。
内職作業も、やりがいがでてきますo(^▽^)o
西野真由美

手作りバッグの途中ご報告

全国各地から、手づくりバッグが届きます。
幼稚園のお母さん有志や、ばあば三人組など、何人か分をまとめて送ってくださる方も。
ひとつひとつ、ご自分の子どもや孫に作るように、丁寧につくられています。
ほとんどのバッグには、それぞれに手書きのメッセージも添えられています。
想像以上にたくさん送っていただいているので、いろいろな方法で被災者のみなさんへ贈らせていただいています。
例えば、この週末に被災地へボランティアへ行っている「鎌倉子育てネット」の方へも託しました。
昼間は泥すくい。
夕方以降は、読み聞かせや物質配布などのお手伝いをなさるそうです。
現地の状況は、日々刻々と変わっています。
小さなお子さんのいるご家庭は、避難所や被災地から、仕事を得られる他の地域へと避難されている方が多いそうです。
布製の手づくりバッグは、子どもはもちろんですが、ご年配の方にも、軽くて柔らかくて、何よりの品。
心をこめて作られた手づくりバッグは、その心がしっかりと伝わるように届けたい。
食べ物のように傷むものではありませんが、段ボールでただ山積みのまま、置き去りにされるようでは、みなさんの心を届けたことにはならないからです。
いろいろな方にお声をかけて、確実にお届けできるように努めています。
もう少ししたら、そんな状況を写真でもお伝えできると思います。
楽しみにお待ちくださいね。
西野真由美

手づくりバッグの途中報告◯西野真由美の社長ブログ

全国各地から、手づくりバッグが届きます。
幼稚園のお母さん有志や、ばあば三人組など、何人か分をまとめて送ってくださる方も。
ひとつひとつ、ご自分の子どもや孫に作るように、丁寧につくられています。
ほとんどのバッグには、それぞれに手書きのメッセージも添えられています。
想像以上にたくさん送っていただいているので、いろいろな方法で被災者のみなさんへ贈らせていただいています。
例えば、この週末に被災地へボランティアへ行っている「鎌倉子育てネット」の方へも託しました。
昼間は泥すくい。
夕方以降は、読み聞かせや物質配布などのお手伝いをなさるそうです。
現地の状況は、日々刻々と変わっています。
小さなお子さんのいるご家庭は、避難所や被災地から、仕事を得られる他の地域へと避難されている方が多いそうです。
布製の手づくりバッグは、子どもはもちろんですが、ご年配の方にも、軽くて柔らかくて、何よりの品。
心をこめて作られた手づくりバッグは、その心がしっかりと伝わるように届けたい。
食べ物のように傷むものではありませんが、段ボールでただ山積みのまま、置き去りにされるようでは、みなさんの心を届けたことにはならないからです。
いろいろな方にお声をかけて、確実にお届けできるように努めています。
もう少ししたら、そんな状況を写真でもお伝えできると思います。
楽しみにお待ちくださいね。
西野真由美

野の花スケッチ教室 3月振替の日きまりました。

花の多い季節にと下記にきまりました。ご都合のよい日を事務局までお電話でお知らせください。
       
      5月16日(月),17日(火)
      1時半~3時半
      集合 浄妙寺入口の受付をすぎた広場
         (鎌倉駅 バス5番から7分ほど 『浄明寺』下車30秒)
      銀の鈴社から3つほど先の停留所です。スイカも使えます。
      雨天の場合は、いつもの通り銀の鈴サロンにて
集合場所のすぐ先に、おいしい石窯パンのコーナーやレストランもあります。そのお庭もお花がたくさん・・・・・
住職さんの奥様が 野の花大好きという方で 山門を入ると左側に花塚があります。まわりに春の花々も咲いているはずです。
私は 花塚にお一礼してからスケッチします。
3月のスケジュール せっかくでしたが、見送った分きっといつもより 多くの発見や感動がありそうな気がします。どうぞ健康管理をおたいせつに。
追伸  レストランは月曜日はお休みでした。

『さくらが走る』◯西野真由美の社長ブログ

宮田滋子詩集『さくらが走る』(絵 武田淑子、ジュニアポエムNO215)ができました。
ジュニアポエムの6冊目となる本書は、前作『風がふく日のお星さま』(絵 太田慶文、ジュニアポエムNO197)に続く童謡詩集。
収載された40編は、小さなお子さんはもちろん、大人の目にも適う作品ばかり。
歌われることを前提とする童謡は、ことばやリズムの制約を伴います。
子どもの目線を意識するあまり、「子ども騙し」へと傾倒する場合も見受けられるほど。
そんな作品に出会う度に、童謡の世界の難しさを感じています。
でも、『さくらが走る』は違います。
タイトル詩はもちろん、今月のポエムでご紹介している「野道」など、レベルの高い童謡が満載です。
タイトル詩にあわせた表紙絵の美しさも、この詩集の品格をさらに揺るぎないものとしてくれています。
真夏の鉄棒の、やけどしそうなアッチッチの感覚。
「おひさまが
   てつぼうしたんだ」
作品「てつぼう」の言葉は、子どもも大人も、共感できる普遍性を持っています。
タイトル詩の「さくらが走る」は、散り敷いた桜が、風に煽られる様を謳います。
舞い、走る、さくらのように、あなたの心にやわらかな一陣の風をおくってくれる詩集です。
西野真由美

『母です 息子です おかまいなく』◯西野真由美の社長ブログ

糸永えつこ詩集『母です 息子です おかまいなく』(ジュニアポエムNO.214)のご紹介です。
糸永えつこさんの詩集は、『ふしぎの部屋から』(絵 武井武雄、ジュニアポエムNO145)、日本児童文芸家協会新人賞受賞の詩の絵本『はる なつ あき ふゆ もうひとつ』(絵 高見八重子)に続く3冊目。
糸永さんらしいポエジーに富んだ作品が、母と息子の関係から紡ぎ出されている詩集。
 29編の作品は、母です、息子です、おかまいなく、の三つの章に分けられています。
今回のさし絵は、糸永わかこさん。著者の長女です。
子育てが一段落した方は、きっとふむふむと頷きながら。
反抗期の我が子に戸惑っている方には、みんな同じような道を歩いているんだと、そっと抱きしめてもらったような。
そんな風に、共感しながら味わっていただける詩集です。
最後に、著者のあとがきをご紹介します。西野真由美
『母です 息子です おかまいなく』あとがきより抜粋
          糸永えつこ
私の生涯の最高傑作である息子は、現在二十代後半です。
親元を離れ、手さぐりで一人暮らしをしています。
いつも私にくっついていた小さい頃。
ある日突然のように、話をしなくなった十代。
そして十年経った今、私を気遣う言葉を口にするようになりました。
心の解禁を迎えたのだと思います。
同時に、私の今までの思いを、伝えてもよい時期がきたのだとも思いました。
母親と息子の距離は、おかまいなく、くらいが丁度よいのではないかと……。
そんな私と息子とを、やきもちも焼かず、“おもしろい”と、ながめて大きくなってくれた娘(姉)が、さし絵を描いてくれました。ありがとう。
ママが大好きなあなた。と、おかあさん。
今、まさに反抗期まっただ中のあなた。と、おかあさん。
いつの間にか“おふくろ”と呼んでいるあなた。と、おかあさん。
同じ思いを感じていただけましたら、しあわせです。

新しい本のカタログできました◯西野真由美の社長ブログ

新しい本のカタログできました◯西野真由美の社長ブログ
新年度が始まっています。
できたての新しい本のカタログを、全国の書店さんへ、毎日発送しています。
各書店のご担当者様に、お取引している公共図書館や学校図書館の数を伺い、必要なカタログ部数を伺っての発送です。
新しい本のカタログには、銀の鈴社で在庫している殆どの本を収載することができました。
念願のカタログです。
銀の鈴社 創業25年を記念して、「復刻版 ジュニアポエム 声の詩集CD」プレゼントもはじめました。
今年は、谷川俊太郎さん、新川和江さん、吉田瑞穂さんの声の詩集。
教室や図書館の読み聞かせに。
ポエムの素晴らしさを、詩人の自作朗読を通して、五感すべてで感じてほしい。
ポエムの出版社として、願いを込めたプレゼント企画です。
東日本大震災。
被災地の映像が目に、心に焼きついて、前を向きにくくなっている人々に。
ポエムで心をゆっくりほぐして、新たなる一歩を踏み出して行きましょう。
新しい本のカタログは、トップページ下からもご覧いただけます。
ご希望の方には、順次お送りしますので、ご連絡くださいませ。
なお著者のみなさまへは、書店発送が一段落してからお送りさせていただく予定です。
西野真由美

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