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銀の鈴社は、〈花や動物、子供たちがすくすく育つこと〉を願って活動しています

新シリーズの誕生

  2010年 国民読書年の秋に 
    新シリーズ誕生
 「上質な内容 手軽な予算で」
 経済状況のきびしい昨今の世情に呼応した新シリーズをスタートします。
 自費出版か共同出版かは、編集部内で原稿を拝読し検討します。自費出版の場合は、制作数にあわせた再見積りになります。
 銀の鈴社は詩に特化した実績のある出版社です。
 少年詩の殿堂と評されるジュニアポエムシリーズはこのまま継続します。(2011年に教科書の内容が改訂されますが、おかげさまで今回も多くのジュニアポエムシリーズより多数転載するとのお知らせをいただいております。)
 手軽な予算で作品を出版する新しいシリーズです。
 学校や公共図書館へも新シリーズとして案内して参ります。
お問い合わせは銀の鈴社までお願いします。

第一次南極越冬隊隊員 作間敏夫さんのお話会◯西野真由美の社長ブログ

第一次南極越冬隊 作間敏夫隊員のお話会◯西野真由美の社長ブログ
8月22日の日曜日、第一次南極越冬隊の通信ご担当だった、作間敏夫隊員のお話会を行いました。
猛暑の中なのにキャンセルもなく(キャンセル待ちだった方々、ごめんなさい)、たくさんの方々がお集りくださいました。
前日に床屋さんへ行かれたという作間さんは、涼やかな微笑みと、張りのあるよく通るお声で、当時の写真をスライドでご説明くださいました。
弊社のロングセラー絵本『こねこのタケシ  南極大冒険』は、本当にあったお話の絵本。
タロとジロで有名な第一次南極越冬隊に、犬たちと一緒に南極で越冬したネコのお話です。
作間さんは、その第一次南極越冬隊の通信担当。決してネコ係というわけではなく、ネコのタケシが作間さんを選んだそうです。
タケシは、毎夜作間さんの寝袋の襟元をこじ開けて入ってきたとか。作間さんのお腹の上が、タケシが決めた寝床だったのですね。
会場においでくださった奥様からも、当時の留守家族会の結束の様子などを伺えて、命がけで赴かれた作間さんたち越冬隊のみなさんと、その時代背景を再認識した一日でした。
貴重な写真満載のスライドは、第一次南極越冬隊隊長だった、西堀榮三郎先生ゆかりの施設、西堀榮三郎記念探検の殿堂様がご用意くださいました。
どうもありがとうございました。
西野真由美

野の花アートツアー 安曇野 阿見みどり

8月25,26,27と2泊3日の楽しいツアーでした。
八ヶ岳のネイチャーガイド田中さんがていねいに珍しい花などを案内してくださいました。
いやり湿原 たかぼっち高原 唐花見(からけみ)湿原 原村自然文化園 八ヶ岳のしし岩
どこも独特の表情で魅力的でした。
日本の国は やっぱり美しい!
酷暑の3日間 1回だけバスにのるところで にわかに空がかきくもり
あっというまに大粒の雨 黒い雲が不思議な動きを見せて なんと竜巻が!
生まれてはじめての現象を目撃しました。
「信州安曇野の花野三景」 10月の原画展に最新作でお披露目します。
この興奮が醒めぬうちに仕上げたい。

小関秀夫詩集『風のほとり』(ジュニアポエムNo.208)○西野真由美の社長ブログ

小関秀夫さんの第二詩集『風のほとり』(ジュニアポエムNo.208)が刊行されました。
処女詩集、『風栞 (かざしおり)』(ジュニアポエムNo.61)から二十数年の時をへて、滲み出てきたポエムです。
年月をかけて何層もの濾過を経たポエムたちは、ぜひ声にだして音の響きと心地良いリズムも味わっていただきたい作品ばかり。
絹糸のように繊細な感性に溢れた本書には、詩人ならではの造語も登場します。
例えば「つぼみ菜」。
フキノトウを表現した小関さんの造語です。
絵は、野の花画家の阿見みどり。
四つの章扉が、風を伴って季節を巡ります。
  つぼみ菜
          小関秀夫
つぼみ菜 一群(ひとつ)
斜面に 一群
たいせつなもの 菜の芽のなかに
開いたそのとき
なになに出るの
空に似合った 風ですか
風に似合った 香りかな
それとも春への 語りかけ
つぼみ菜 一群
斜面に 一群
冬日つづく日
いつの日開く
   (ジュニアポエムNo.208)

国内野の花アートツアー◯西野真由美の社長ブログ

25日水曜日から三日間、国内野の花アートツアーに行ってきました。
猛暑の都会から、信州、そして八ヶ岳の花々を訪ねる旅。
釣り鐘にんじん、松虫草、ふしぐろせんのうに白山ふうろ。
絶滅危惧種のえんびせんのうや、つる竜胆も堪能しました。
安曇野のやわらかなお湯と野の花、そして花好きな方々との楽しい出会いで、みなさんの笑顔は日ごとに輝き、私もたくさんの元気をいただきました。
心配だったお天気にも恵まれ、一転にわかに空かき曇り、という時には、ちょうどバスに乗り込んだ時という状況。
山のお天気のミラクルもさることながら、野の花ツアーでの国内、海外通じてのミラクルに、ただただ感謝。
雷雲に追われるように山を降りる直前には、向かいの山に竜巻を発見!
描いた方も描かなかった方も、スケッチブックとそれぞれの心に、たくさんの野の花との出会いを刻んだ旅でした。
ちなみに、我流の初心者ながら、私は言葉のスケッチを。
竜巻に おいたてられし 高ぽっち 
釣り鐘人参の 微笑みのこし
湿原に響く鈴音に導かれ
つるりんどうの鐘の音響く
西野真由美

平成22年第42回 解釈学会全国大会

解釈学会全国大会◯西野真由美の社長ブログ
平成22年 第42回 解釈学会全国大会が終わりました。
今夏の会場は、皇學館大学。
大会初日の前半は、国語学と近代文学、国語教育の2会場で研究発表。
猛暑の中、百人を超える多くの方々がご参加くださいました。
後半は、久し振りのシンポジウム
若い市長もご参加くださいました。
二日めは伊勢の文学を巡る実地踏査。
片山武先生、齋藤平先生が誤用医くださった、入念な下調べに基づく分厚い資料を参照しながら、訪問先のみなさんのご丁寧な説明をうかがうという、充実した一日でした。
皇學館大学の半田美永先生、齋藤平先生はじめ、たくさんの先生方と院生、学科生のみなさんのおかげで、無事につつがなく終えることができました。
祖父、山口正が創設した解釈学会という灯火を、微力ながらこれからもまもっていきたいと思います。
西野真由美

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