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銀の鈴社は、〈花や動物、子供たちがすくすく育つこと〉を願って活動しています

国内野の花アートツアー◯西野真由美の社長ブログ

25日水曜日から三日間、国内野の花アートツアーに行ってきました。
猛暑の都会から、信州、そして八ヶ岳の花々を訪ねる旅。
釣り鐘にんじん、松虫草、ふしぐろせんのうに白山ふうろ。
絶滅危惧種のえんびせんのうや、つる竜胆も堪能しました。
安曇野のやわらかなお湯と野の花、そして花好きな方々との楽しい出会いで、みなさんの笑顔は日ごとに輝き、私もたくさんの元気をいただきました。
心配だったお天気にも恵まれ、一転にわかに空かき曇り、という時には、ちょうどバスに乗り込んだ時という状況。
山のお天気のミラクルもさることながら、野の花ツアーでの国内、海外通じてのミラクルに、ただただ感謝。
雷雲に追われるように山を降りる直前には、向かいの山に竜巻を発見!
描いた方も描かなかった方も、スケッチブックとそれぞれの心に、たくさんの野の花との出会いを刻んだ旅でした。
ちなみに、我流の初心者ながら、私は言葉のスケッチを。
竜巻に おいたてられし 高ぽっち 
釣り鐘人参の 微笑みのこし
湿原に響く鈴音に導かれ
つるりんどうの鐘の音響く
西野真由美

平成22年第42回 解釈学会全国大会

解釈学会全国大会◯西野真由美の社長ブログ
平成22年 第42回 解釈学会全国大会が終わりました。
今夏の会場は、皇學館大学。
大会初日の前半は、国語学と近代文学、国語教育の2会場で研究発表。
猛暑の中、百人を超える多くの方々がご参加くださいました。
後半は、久し振りのシンポジウム
若い市長もご参加くださいました。
二日めは伊勢の文学を巡る実地踏査。
片山武先生、齋藤平先生が誤用医くださった、入念な下調べに基づく分厚い資料を参照しながら、訪問先のみなさんのご丁寧な説明をうかがうという、充実した一日でした。
皇學館大学の半田美永先生、齋藤平先生はじめ、たくさんの先生方と院生、学科生のみなさんのおかげで、無事につつがなく終えることができました。
祖父、山口正が創設した解釈学会という灯火を、微力ながらこれからもまもっていきたいと思います。
西野真由美

来し方をみつめて◯西野真由美の社長ブログ

今日は終戦記念日。
65年という年月に、今さらながら、語り継ぐことの大切さと責任を思います。
人間の愚かしさを学び、過ちを繰り返さないために、来し方をみつめる日。
平和な日々へ感謝し、自分に繋がる命のバトンへ思いを馳せる日。
お盆とかさなるこの日の意味を、親子で、家族で、静かに考える日にしていきたいと思います。
テレビやラジオでも、来し方をみつめさせてくれる番組がたくさんあります。
もちろん、本も。
今日を機に、そんな本を読んでみてはいかがでしょうか。
西野真由美
戦争と平和を考える本◯銀の鈴社より
絵本
はこちゃんのおひなさま
童話
友ちゃんと砂糖、そして…
泣いたゼロ戦
おなかにすんでいるパンのトゲ
『ミシン』それは宝物
わが家は三畳の倉庫から
詩集
風の記憶

『野口雨情ものがたり』◯西野真由美の社長ブログ

『野口雨情ものがたり』◯西野真由美の社長ブログ
『野口雨情ものがたり』を刊行しました。
著者は、楠木しげおさん。
童謡、少年詩、短歌をも手がけるベテランです。
今回もまた、丁寧な取材をもとに、雨情の生き方はもちろん、文学的な意味をも描きだしてくれました。
そして、子どもから大人まで、読む人に雨情の世界を静かにしっかりと伝えてくれます。
楠木さんの読みやすく、わかりやすい文章は、ロングセラーの本シリーズに、欠かせません。
茨城県の雨情生家や、雨情記念館のご協力も得て、口絵写真名所も豊富に収載。
「シャボン玉」や「赤い靴」など、今も歌われる懐かしい歌。
雨情の生涯をたどりながら、心にしみる歌の誕生に思いをはせるのもいいのではないでしょうか。
絵は、坂道なつさん。
資料を駆使して、未知の時代のノンフィクションにチャレンジしてくださいました。
古いもの、昔の風景に心惹かれると言っていた方ですが、経験のない時代を描くのは、たいへんだったと思います。
レトロな雰囲氣の中にも、キラリとひかる若々しい感性を、お楽しみください。
西野真由美

ぼんぼりまつり◯西野真由美の社長ブログ

ぼんぼりまつり 
鶴岡八幡宮のぼんぼりまつりが
終わりました。
立秋を彩る、鎌倉の風物詩。
今年も、阿見みどりは椿の絵を奉納。
八幡宮の参道、段葛を背にして右側の、社務所近くにありました。
ぼんぼりまつりは、昼と夜とで全く趣が異なります。
同じ絵なのに、お日様の光で見るぼんぼりと、ろうそくにゆらめくぼんぼりとでは、違う絵のようにさえ感じます。
まさに、一粒で二度美味しい!です。
また、タイミングがあえば、ぼんぼりの一つずつに、火をいれる巫女さんたちにも出会えます。
毎年楽しんでいらっしゃるだろう方々は、懐中電灯持参です。
ぼんぼりの下に貼られている作者名を、懐中電灯で照らしながら確認しているのです。
今日、八幡宮の方が、終了のご報告と御礼におみえになりました。
ヒグラシの声が一段と響き渡って、鎌倉は、もう秋に向かい始めました。
西野真由美

語り継ぐ戦争体験  3  阿見みどり

高校野球の合間に 徹子の部屋をのぞく  今日から夏休み
徹子さんの談話に戦争体験のひとこと 自由が丘の駅にいき「元気にいってらっしゃい」と旗をふって見送るとご褒美にスルメをもらった・・・戦争のことなどよくわからぬままとはいえ、心に痛みとして残っていると
幼い心に人間としての異常なあれこれのシーンが、人それぞれの深奥に息づいているのだと共感しました。同じ自由が丘の駅での記憶とは。
兵隊さんを駅で見送る 私はまぎれもない自分の父の番でした。
目蒲線だったのでしょうか 記憶では大井駅でもう帰りなさいと父に言われただならぬ緊迫した雰囲気で、母を振り返りました。
気丈にも母は表情を変えずに赤ちゃんだった妹をおんぶしていて、両手に弟と私、私はもう片方を兄と手をつなぎ、行ってらっしゃいと。
命をかけてのさよならとは、私には理解の域をこえていました。
父はその風景を瞼に生きて帰ったといっておりました。
終戦後、戦死の通知がきて疎開先での母のたくましさは固まっていった気がします。
ある日、よれよれの兵隊さんが前触れもなく現れました。父でした。
母は口に指をあてて父を奥に追いやりながら「まわりでは戦死した人が多いのよ。声に出して喜んではいけません」。とてもとても怖い顔でした。
戦争体験 2
8月6日原爆の日
朝の黙祷のあとで 意を決して自分の戦争時の体験を書きとどめようと、このブログに約束ごととして入力しました。
1から10ぐらいまで項目を書いて・・・
うっかり消してしまったのか「語り継ぐ戦争体験 1」が行方不明
これは その続き
   1 自由が丘での防空壕造り
記憶がおぼろげなのでウエブ検索
東京大空襲自由が丘  キーワードがあたりわかりました
「昭和10年 赤坂の豊川稲荷大社から分神を招致し、商店街活性化の一つとして 1、10、21 月3回豊川稲荷の縁日とされ 昼間から煙火を上げ夕方から駅前銀座会と銀座会の通りに露店が80軒以上並んで賑やかでした。大東亜戦争に突入し街も戦時色となり 縁日も中止となりました。
昭和20年3月10日の東京大空襲で駅前を中心に商店街の半分以上が消失・・・目黒区商店会会報22より 」
23~55万の死者を出したこの日です。
緑ヶ丘国民学校1年生でした。
学校まで1分の至近地。文部省の役人だった父は日本語振興団として南国セレベス島に出征がきまったため、妹がうまれたばかりの大家族を案じてこの便宜を考えたのでしょう。(セレベス島 父から聞いた音声で地図を探しても見つかりません)
警戒警報のサイレンが日増しに頻繁になって、心配した祖父が今の韓国、普山にいたはずなのに私たちの家を守ってくれることになりました。
とてもとても怖いかみなり髭ジジー。 今思えば命の恩人なのにいやな思い出の一人です。
 防空壕を造らねばと、さっそく庭を掘って10メ-トル四方に溝を掘る その土をこんもりと小山にする、穴はかなり深くて大変でした。
幼い私たちもちいさな砂場遊びのシャベルで土を運んだりお手伝いです。
その時です。突然すさまじい警戒警報のサイレンがなりました。私は怖いジジの命令でひたすら穴を掘りつずけました。なにか叫び声を感じた時かなづちが目の前に飛んできました。私はびっくりして振り向くと未完成の防空壕の入口に仁王立ちのジジがわめいています。
反射的に走りよってすごい剣幕で叱られたことが脳裏にはっきり焼き付いています。
何をするのものんびりやの私、もっとなさけないほどスローな母 よくぞ皆成人したと不思議です。

2010秋 13回「鎌倉に咲く万葉野の花水彩画展」

鶴岡八幡宮のぼんぼりまつりがはじまりました。私も寄進していますので、
ご覧いただけたらうれしいです。
続いてこの秋は鎌倉展13回目 「鎌倉に咲く万葉野の花水彩画展」
       10月9日~11月3日 雪の下・銀の鈴ギャラリー
ちょうど湘南庭園文化祭2010(9月1日~12月4日)の期間でこの
文化祭のなかの一環として開催します。
原画展の期間中、10月11日午後1時半から3時半会場奥の部屋で詩の朗
読会もあります。
9月1日刊行の「風のほとり」小関秀夫詩・阿見みどり絵
東京から高山訓江さんが応援にかけつけてくださいます。
美しい詩の世界をひとときお楽しみください。
                           

サロンイベント~元隊員が語る「タロ・ジロ」と南極へ行ったねこの話~


期間:2010年8月22日(日)
時間:14:00~
場所:銀の鈴サロン
定員:20名様(無料)*事前申込制
講演者:作間敏夫・阿見みどり
南極第一次越冬隊員であった作間敏夫さんをお招きして、当時の様子や隊員たちから愛された猫の「タケシ」についてお話いただきます。
『こねこのタケシ』詳細はコチラ

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